シーズン第12週の最優秀選手賞にドルフィンズQBタゴヴァイロア、イーグルスRBバークリーらが選出
2024年11月28日(木) 11:54リーグは毎週、水曜日に週間最優秀選手を発表している。シーズン第12週の栄誉に輝いた選手たちは以下の通り。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手
トゥア・タゴヴァイロア(QB/マイアミ・ドルフィンズ)
現地24日(日)、マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアが圧巻の活躍を見せ、チームは得意とする気迫あふれる攻撃を復活させた。試合は34対15でニューイングランド・ペイトリオッツを圧倒。タゴヴァイロアは今シーズン自己最多となるタッチダウン4回を記録し、40回中29回(72.5%)のパスを成功させて317ヤードを獲得した。インターセプトはなく、パサーレーティングは128.9をマークしている。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手
セイクワン・バークリー(RB/フィラデルフィア・イーグルス)
ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーの2024年シーズンの快進撃はとどまるところを知らない。サンデーナイトのロサンゼルス・ラムズ戦で、フィラデルフィア・イーグルスを37対20の勝利に導いたバークリーは、驚異の302スクリメージヤードを記録。その大半を占めたのは、26回のキャリーで稼いだ255ラッシングヤードだった。72ヤードと70ヤードのロングタッチダウンを決めるなど、圧倒的なパフォーマンスを披露している。255ヤードという数字は、バークリー自身のキャリア最高記録であるだけでなく、今シーズンのNFL記録、イーグルスのフランチャイズ記録、さらにリーグ歴代9位にもランクインする偉業だ。この活躍により、バークリーは今シーズン4度目となるオフェンス部門週間最優秀選手賞を受賞した。
AFCディフェンス部門週間最優秀選手
マイルズ・ギャレット(DE/クリーブランド・ブラウンズ)
クリーブランド・ブラウンズのディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットは、木曜日の夜に雪の中で行われた試合で、ピッツバーグ・スティーラーズ相手に24対19の逆転勝利を収める立役者となった。ギャレットはサック3回、フォースドファンブル1回、タックル5回を記録し、リーグ屈指のパスラッシャーとしての実力を改めて見せつけた。
NFCディフェンス部門週間最優秀選手
コビー・ブライアント(CB/シアトル・シーホークス)
コーナーバック(CB)コビー・ブライアントは、日曜日に行われたNFC西地区首位をかけたアリゾナ・カーディナルスとの1戦で、最大のビッグプレーを生み出した。シアトル・シーホークスが16対6で勝利を収めたこの試合で、ブライアントはQBカイラー・マレーのパスをインターセプトし、69ヤードを駆け抜けてタッチダウンを決めた。この他にもタックル6回を記録してディフェンスをけん引し、シーホークスを首位の座に押し上げた。
AFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手
ウィル・ルッツ(K/デンバー・ブロンコス)
デンバー・ブロンコスのキッカー(K)ウィル・ルッツは、日曜日に行われたラスベガス・レイダース戦で完璧なパフォーマンスを見せ、チームを29対19の勝利に導いた。ルッツはエクストラポイントを2本決めただけでなく、フィールドゴールも5本全て成功。そのうち2本は50ヤードを超えるロングキックだった。
NFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手
ケボンタエ・ターピン(WR/ダラス・カウボーイズ)
ダラス・カウボーイズとワシントン・コマンダースの対戦は、今週の中でも特に波乱に満ちた試合のひとつだった。カウボーイズが34対26で勝利したこの試合で、ワイドレシーバー(WR)ケボンタエ・ターピンが最後の数分間で最もダイナミックで重要な得点を挙げた。コマンダースが3点差まで追い上げた直後のキックオフで、ターピンは一度ファンブルするも、冷静にボールを拾い直す。そこから華麗なスピンムーブで相手のカバレッジを振り切り、99ヤードのキックオフリターンタッチダウンを決めた。この日、ターピンは4回のキックオフリターンで合計179ヤードを稼いでいる。中でもハイライトとなったこの99ヤードのリターンがKブランドン・オーブリーのエクストラポイントにつながり、試合を決定づける勝利の一因となった。
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