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タイタンズ時代は現ペイトリオッツHCブラベルのことが「嫌い」だったイーグルスWRブラウン

2026年02月21日(土) 11:03

A.J.ブラウン【AP Photo/John McCoy】

オフシーズンの動きが活発になり始めた中で、フィラデルフィア・イーグルスのワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンをめぐるトレードのうわさが浮上している。

根拠の有無にかかわらず、ブラウンが精彩を欠いた2025年シーズンを通して苦戦し、明らかに不安定な様子を見せていたことから、トレードのうわさが持ち上がるのは当然だと言えよう。大きな疑問となっているのは、ジェネラルマネジャー(GM)ハウイー・ローズマンがスターレシーバーと決別し、損失を最小限に抑えて次に進む覚悟があるのか、あるいはもう1シーズン残留させ、2026年に状況が改善することを望むのかという点だ。

今後数週間で頻繁に話題に上ると予想される移籍先として、ニューイングランド・ペイトリオッツが挙げられる。WRステフォン・ディッグスの契約をどう扱うかにかかわらず、ペイトリオッツは今オフシーズンにワイドレシーバー陣の補強を図るはずだ。クオーターバック(QB)ドレイク・メイと新人契約を締結しているペイトリオッツにとっては、短期的なコストが上がったとしても、成長著しい若手スターQBの周りを実力者で固めるのが理にかなっている。

そうした中でブラウンのうわさが浮上。

2022年にイーグルスにトレードされる前、ブラウンはテネシー・タイタンズに所属し、現在ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)を務めているマイク・ブラベルの下で3シーズンにわたってプレーしていた。

現地19日(木)に公開されたロブ・グロンコウスキーとジュリアン・エデルマンのポッドキャスト番組『Dudes on Dudes(デューズ・オン・デューズ)』の最新エピソードで、ブラウンはかつてのヘッドコーチを嫌っていたと明かしている。

「ブラベルはミーティングで直接呼びかけてくるタイプのコーチだ」と語ったブラウンはこう続けた。

「集中しているかを確認したがるし、その週で勝つためのカギを必ず確認する。完全に頭に入れておかなきゃいけないんだ。昔はノートに書き込んでいた。当時は本当にブラベルが嫌いだったからね。彼のことが好きじゃなかったし、本人もそれに気づいていると分かっていた。だから、ノートをとって集中しているふりをして、“ブラベルが嫌い”って何度も書いていたんだ。でも、新人時代にすごく厳しくされたせいで、俺はその意味を理解できていなかったんだ。だから当時はブラベルに“なあ、俺はすでに謙虚だ。謙虚になるよう強いられる筋合いはない”って言っていた。でも俺は本当に、彼がしようとしていたことや俺に求めていたことを理解していなかったんだ」

「もう1つちょっとした話だけど、彼が映像を見せてくれて、俺がバング8(ルート)を走って得点を挙げたところを褒めてくれたことがある。それでなんとなく自信がわいたんだ。新人だったしね。でも、その数プレー後に別のバング8で俺がタックルされるプレーも見せられた。彼は“最初のプレーと2回目のプレーの違いは何だ?”って聞いてきて、“疲れている”と指摘された。“それじゃダメだ”って。“最初のプレーで見せていたメンタリティを常に持ち続けるべきだ。それが本来の君だ。今のままじゃ通用しない”と言われた。彼は上から下まですべての選手に責任を持たせる。誰であろうと関係ない。それが彼という人間だ。それによってチームは結束する。チームや組織が最優先だからな。つまりそれに敬意を払わなきゃいけないんだ」

時が経てば、過去の出来事は当時とは違った色合いを帯びて見えるものだ。ブラウンがブラベルの指導方法について語った様子──敵意を持つのではなく、当時のミーティングでの指導方法についてより深く理解しているように見えた──は再会に前向きであることを示しているのかもしれない。

ブラベルがイーグルスで度々不満を漏らしていたブラウンの獲得を望むかは誰にも分からないことだが、タイタンズがブラウンをトレードした日に不満げな様子を見せていたことを踏まえると、少なくともブラベルがブラウンの才能を評価していると推測することはできる。

【RA】