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ファルコンズQBペニックスJr.の「ボールを回転させる」能力に期待も、回復が最優先とマット・ライアン

2026年02月21日(土) 12:06

アトランタ・ファルコンズのマイケル・ペニックスJr.【Ben Liebenberg via AP】

アトランタ・ファルコンズで新体制が発足したことで、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂してリハビリ中のクオーターバック(QB)マイケル・ペニックスJr.の将来をめぐる憶測が飛び交っている。

ファルコンズのフットボール部門社長として組織のトップに就いたマット・ライアンは、ペニックスJr.について消極的な評価を示し、その将来について明言を避けていた。しかし、かつてプロボウルに選出された元QBのライアンはペニックスJr.を起用する考えに前向きになりつつあるようだ。

最近『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』に出演したライアンは、ペニックスJr.はまず健康を取り戻す必要があり、チームとしてリハビリの進み具合は順調だと考えていると述べた。

「マイケルと話し合う機会があったんだが、まずはどうやって彼を復帰させるかだ。まずは健康を取り戻さないといけない」と語ったライアンはこう続けている。

「最初にやらなければならないのは、練習に参加できる状態に持っていくことだ。つまり、マイケルにとっての最優先事項は、今やっていることをそのまま続けること。彼はチーム施設でリハビリに取り組んでおり、現時点では順調だ」

「元選手として言うと、あの感覚はいつまでも消えない。みんなが口をそろえて“彼はいつ復帰するんだ?”と言うが、それは誰にも分からない。リハビリには浮き沈みがつきものだ。だが、現時点でマイケルは順調で、良い状態にあると感じている」

その後、ライアンは2025年シーズンに苦戦したペニックスJr.の成長をチームとしてどのように促していくかについて言及した。ペニックスJr.は9試合に先発出場してパス成功率60.1%、1,982ヤード(試合平均220.2ヤード)、タッチダウン9回、インターセプト3回を記録した後にACLを断裂。ベテランQBコーチのアレックス・ヴァン・ペルトがケビン・ステファンスキーHC(ヘッドコーチ)のスタッフに加わったことが、ペニックスJr. の将来にとって大きな助けになると強調したライアンは、次のようにコメントしている。

「どうやって彼の成長をサポートするのか。まずは信頼できるコーチ陣で囲むことから始まる。アレックス・ヴァン・ペルトの加入が楽しみだ。優れたフットボールコーチだからね。マイケルのような若手選手にとって、彼の豊富な経験は大きな財産になると思う。それは本当にいいことだ。基本に立ち返るんだ。結局は基本がすべてだと私は思っている。足の動きから始めようか? 面談の中で、アレックスがフットワークを徹底的に叩き込み、基本を正しく身につけさせるつもりだということは分かった。つまり基本から始めるんだ」

「マイケルは素晴らしい仕事をしているし、ボールを回転させることができる。彼のプレーが楽しみだし、彼を支えるスタッフにも期待している」

ライアンがペニックスJr.のフットワークについて指摘したことは重要だ。2025年シーズン中、キャリア2年目のペニックスJr.は下半身の動きが乱れる場面が多く、特にプレッシャーを感じた際にそれが顕著となり、何度も不安定なパスを投げていた。以前のコーチ陣がそうした局面を克服させることができなかったのか、あるいは膝の負傷が成長の妨げとなったのかは、今となっては重要ではない。新しいコーチ陣の使命は、強肩を持つ元ドラフト1巡目指名選手が、メカニクスの不十分さによって崩れないようにすることだ。

ペニックスJr.のリハビリが続く中、ファルコンズはQBポジションに不確定要素を抱えたままフリーエージェンシーを迎えることになる。契約が再編されたQBカーク・カズンズはフリーエージェント(FA)となる見込みだが、もう1シーズンファルコンズに残る可能性も完全には否定されていない。カズンズであれ他のベテラン選手であれ、ライアン率いるファルコンズはペニックスJr.の成長をサポートできる実績あるパサーを獲得し、若手のプレーが乱れた場合にすぐに出場させられる体制を整える必要がある。

【RA】