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人格を否定されたスティーラーズ元QBロスリスバーガーを擁護するジェームズ・ハリソン

2026年02月18日(水) 11:48

ジェームズ・ハリソンとベン・ロスリスバーガー【NFL】

誰もがクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーを嫌っているわけではない。

ピッツバーグ・スティーラーズの元ラインバッカー(LB)ジョーイ・ポーターSr.が、スーパーボウル期間中に元チームメイトのロスリスバーガーを猛烈に批判した。これに対し、同じくポーターの批判対象となったスティーラーズの元LBジェームズ・ハリソンが、この論争においてビッグ・ベンの側に立った。

現地16日(月)に配信されたジョー・ヘイデンとのポッドキャスト番組『Deebo & Joe(ディーボ&ジョー)』の中で、ハリソンは「俺個人としては、ベンが悪いチームメイトだとは思わない」と語っている。

ポーターは、ロスリスバーガーとハリソンが2025年シーズン中に当時ヘッドコーチ(HC)を務めていたマイク・トムリンを批判したことを指し、「仲間の絆」を壊したと非難。さらに攻撃を強めたポーターは、ビッグ・ベンを人として失格であり、最悪のチームメイトだと切り捨てた。

『Pittsburgh Tribune-Review(ピッツバーグ・トリビューン・レビュー)』によると、ハリソンは次のように主張しているという。

「あれはベンの人格に対する攻撃だ。俺がマイク(トムリン)について言ったのは、彼のコーチングに対する批判であって、それらは別物だ。ベンの発言よりも、あいつの方がよっぽど仲間の絆を壊している。ベンは“トムリンは身を引くべきかもしれない”と言っただけなのに、熱くなりすぎだろ」

さらに、ハリソンは「俺の方がもっと激しく批判した」とした上で、「でも(ポーターは)攻撃を仕掛けた。明らかにベンに対して解決していない個人的な恨みがあるからだろう」とつけ加えている。

ポーターは、ロスリスバーガーが悪いチームメイトである理由として、仲間のために記念品にサインするのを拒んだことなどを挙げ、激しく非難。しかし、ハリソンは、ビッグ・ベンも年齢を重ねるごとに成長しており、キャリアの終盤にはかつての彼とは別人のようになっていたと指摘している。

「俺はベンと良好な関係を築いている」とハリソンは言う。

「これはベン本人にも話していることだから、彼にとっても初耳ではないはずだが、背番号7番(ロスリスバーガー)がとんでもない野郎だった時期はある。それは事実だ。ベンが加入したとき、彼は新人先発として13勝1敗、チームとしても15勝1敗を記録した。2年目にはスーパーボウルを制覇。23歳という史上最年少での快挙だ。そこで7番という人格ができ上がったんだ」

「そんな経験をすれば、そりゃあエゴも膨らむし、自分を万能だと勘違いしても無理はない。だけど、時間が経つにつれて(ロスリスバーガーも)成熟し、大人になったんだ。23歳の頃と30歳の時では、価値を置くものも違う。俺だって、47歳の今は45歳の頃とは別人だ。40歳の時は45歳の時よりもずっとひどい人間だったよ」

このスターQBを擁護したのはハリソンだけではない。スティーラーズの元ガード(G)デビッド・デカストロも、月曜日にピッツバーグのラジオ番組『93.7 The Fan(93.7 ザ・ファン)』に出演した際、ビッグ・ベンについて称賛の言葉を並べている。

「誰もが自分の意見を持つ権利がある」とデカストロは切り出し、こう続けた。

「最近はネガティブな話の方が受けるのかもしれないけど、俺はベンと一緒にプレーするのが大好きだった。彼を守るためにプレーすることに誇りを持っていた。それは大きな任務だったけど、あのエネルギーが好きだったんだ。ベンはどんなことでも、たとえそれがパーティーゲームやダーツ、ビリヤード、射撃、バスケットボールのシュート対決であっても、究極の負けず嫌いだった。あの熱量や、彼のような存在が恋しくなる。クオーターバックには、あのエネルギー、意志、そして勝利への執着が必要なんだ。それは周囲にも伝染するものだったし、俺は殿堂入り間違いなしのクオーターバックを守ることに大きな誇りを感じていた」

ポーターがピッツバーグで巻き起こしたこの騒動について、ビッグ・ベン本人の口からはまだ何も語られていない。

【R】