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ドルフィンズが2度のプロボウル選出を誇るOLBチャッブを放出へ

2026年02月17日(火) 09:33

マイアミ・ドルフィンズのブラッドリー・チャッブ【AP Photo/Yuki Iwamura】

ヘッドコーチ(HC)ジェフ・ハフリーとジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エリック・サリバンはマイアミ・ドルフィンズでのパートナーシップにおける最初の大きなロースター決定を下したが、その日に下した決断はそれだけではなかった。

現地16日(月)、ドルフィンズが2度のプロボウル選出を誇るアウトサイドラインバッカー(OLB)ブラッドリー・チャッブを放出すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。

NFLネットワークのイアン・ラポポートは、この決定はチームが昨年チャッブの契約を再構築し、結果として2026年に3,120万ドル(約47億8,268万円)のキャップヒットが発生することになった時点で、常に予想されていたものだったとつけ加えている。

チャッブのニュースから数時間後、ペリセロはドルフィンズがさらに複数の選手――ワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒル、WRニック・ウェストブルック・エキネ、ガード(G)ジェームズ・ダニエルズ――を放出する見通しだと報じた。これにチャッブを加えると、2026年のキャップスペースで5,600万ドル(約85億8,430万円)以上が確保されることになる。チームはその後、ヒル、ウェストブルック・エキネ、ダニエルズの放出を正式に発表した。

チャッブは健康を維持した2シーズンでいずれもチームトップのサック数を記録。2023年には11回のサックに加え、リーグ最多6回のフォースドファンブルをマークし、2025年にも8.5回のサックでチームをけん引した。

その2シーズンの間には、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂で全試合を欠場した2024年シーズンが挟まれている。

30歳のシーズンを迎えようとしている中、チャッブはNFLで3つ目の所属先を探す自由を得た。デンバー・ブロンコスとドルフィンズでプレーした経歴を持ち、通算48回のサックを記録してきたチャッブは、大きなケガに何度か見舞われてきたものの、まだ余力を残しているように見える。そのため、チャッブの獲得を目指すチームが尽きることはないだろう。

昨年11月にジェイラン・フィリップスをフィラデルフィア・イーグルスにトレードしたドルフィンズは、わずか4カ月の間にチャッブ、フィリップス、チョップ・ロビンソンで構成される自慢のパスラッシュトリオを1人にまで減らした。キャメロン・グードやクイントン・ベルといった他のエッジラッシャーもフリーエージェントとなる見込みであることから、ドルフィンズはヒルとウェストブルック・エキネの放出に伴うWR陣の再編に加え、パスラッシュ陣の大規模な再建にも直面している。

ドルフィンズは現在、4月のドラフトの全体11位指名権を保有しており、いくつかの取引を行うために必要だった資金もある程度確保した。チャッブの放出に関する手続きは注目すべき点となる。他の3人の選手と同時には発表されなかったことを踏まえるとなおさらだ。いずれにせよドルフィンズは一定のデッドマネーを抱えることになるが、6月1日以降の放出として指定とすれば2,020万ドル(約30億9,648万円)を節約できるのに対し、6月1日以前の放出とした場合のキャップ節約額は730万ドル(約11億1,902万円)にとどまる。

チャッブやヒルの退団に加え、クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアへの対応といった大きな決断もまだ控えている中、ドルフィンズファンは2026年にこれまでとは大きく様変わりしたチームを応援することになりそうだ。

【RA】