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オフシーズンに向けて「何が必要かは誰もが分かっている」とベンガルズWRチェイス

2026年02月16日(月) 11:47

シンシナティ・ベンガルズのジャマール・チェイス【AP Photo/Jeff Dean】

攻撃陣に多彩な才能を抱えながらも、シンシナティ・ベンガルズは再び停滞期に陥り、3年連続でポストシーズン進出を逃した。

特に2025年シーズンは、クオーターバック(QB)ジョー・バロウが長期間戦列を離れ、守備陣も振るわなかったことで、バロウのルーキーイヤー以来となる負け越しを記録。チームにとって極めて失望の大きい1年となった。

バロウが9試合を欠場し、司令塔がジェイク・ブラウニングからジョー・フラッコへと入れ替わる不安定な状況が続く中でも、ワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスは2年連続でオールプロに選出された。この重要なオフシーズンで、チェイスは守備陣に実力者を加え、悪い流れを断ち切ることでチームが再び浮上できることを切望している。

チェイスは「俺たちに何が必要かは、誰もが分かっているはずだ」と『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』のラッセル・ヘルトマンに語った。

「これまでメディアを通じて伝えてきたし、今はただ見守るしかない。自分にコントロールできることではないから、俺は自分の成績に集中する。結局のところ、俺は自分たちに必要だと思うことについて意見を述べているだけだ。だから、組織がやるべきことをやるのを見守って、俺は自分のプレーで結果を出すだけだ」

守備陣の補強と同様に、オフェンシブラインの強化もチームの最重要課題であることは明白だ。

『PFF(プロ・フットボール・フォーカス)』が発表したシーズン終了後のランキングで、ベンガルズのオフェンシブラインはユニット全体で28位に沈んだ。バロウがいかに優れた選手であっても、NFLキャリア6年のうちに半分で長期離脱を余儀なくされている。そのたびにベンガルズの命運はバロウにかかっているという事実が突きつけられてきた。

しかし、守備陣さえ立て直せれば、ベンガルズが上位争いに戻ることは決して難しくないはずだ。過去2年連続でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップに進んだシーズンは失点数で6位だったが、ここ3シーズンは21位、25位、30位と大きく順位を落としている。そのうち2シーズンでは、被ヤード数でも31位に沈んでいる。

試合の流れを左右できるスター選手が不足している今、ベンガルズはディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンの去就についても決断を迫られている。昨年、4年連続プロボウル選出の実績があるスター選手のヘンドリックソンに対し、チームは契約の見直しを行ったばかりだが、ケガの影響で昨季は7試合の出場にとどまっている。それでも、チーム3位タイとなるサック4回を記録し、チームトップのマイルス・マーフィーとの差はわずか1.5回だった。

今後、ベンガルズがフランチャイズタグを使ってヘンドリックソンを引き留めるのか、それともタグをつけてトレードに出すのか、はたまた完全なフリーエージェントとして放出するのか。どの決断をしても、チーム全体に大きな影響を与えることになるだろう。

幸い、ベンガルズはキャップスペースの制約に縛られることなく、今後の決断を吟味できるという状況にある。フリーエージェント市場の解禁を前に、全32チーム中7番目に多い5,350万ドル(約81億8,603万円)の空きがあると推定されている。これだけの余裕があれば、攻守両面で新戦力を補強でき、4月のドラフトでは全体10位指名権も持っている。

ベンガルズが正しい選択をすることは不可欠であり、もし失敗すれば、バロウとチェイスの全盛期をまたしても期待外れの結果で終えることになりかねない。

たとえ何が起ころうとも、そしてチームがこのコンビの黄金期を無駄にしているというファンの懸念がどうあれ、チェイスは自らの成績に集中することで、自分自身の役割を全うするつもりだ。

「誰もが意見を持っていて、時にはその意見を聞いてもらう権利がある」とチェイスは言う。

「でも、その意見にどう反応するかで他人を判断することはできない。自分でコントロールできるのは自分のプレーだけだと分かっている。そして、俺のプレーがチームを勝利に導けるかどうかがすべてだ」

【R】