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チーフスがQBマホームズの契約を再編、67億円のキャップスペースを確保

2026年02月19日(木) 10:04

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【NFL】

カンザスシティ・チーフスがサラリーキャップの問題を解消するためのプロセスに着手した。

現地18日(水)、チーフスがクオーターバック(QB)パトリック・マホームズの2026年における基本給4,405万ドル(約68億1,971万円)と1,040万ドル(約16億1,010万円)のロースターボーナスを完全保証のロースターボーナスに変更し、4,356万ドル(約67億4,385万円)のキャップスペースを生み出したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えた。

最初にこのキャップ調整について報じたのは『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』のジェイソン・フィッツジェラルドだ。

この単純な契約再編によって支払いは残りの契約年数に按分されるボーナスに変換され、チームはキャップヒットを将来の年度へ繰り延べられるようになる。

シーズン終了となる膝の負傷からリハビリ中のマホームズは、2026年にサラリーキャップに7,821万4,000ドル(約121億0,890万円)を計上する予定だった。契約再編によってその額は3,465万ドル(約53億6,443万円)とより管理しやすい水準に下がった。この措置により、以降のシーズンには約1,100万ドル(約17億0,299万円)が追加される。マホームズの2027年のキャップヒットは現時点で8,525万ドル(約131億9,819万円)となる見込みだ。

ここ数シーズン、チーフスはマホームズの報酬を他の高額契約選手と同等にするため、金銭面の調整を行なってきた。2027年にはその巨額のキャップナンバーがさらに膨らむため、マホームズの契約が完全に再構築される日は近づいている。

マホームズは2020年7月に10年4億5,000万ドル(約696億6,788万円)という巨額の契約を締結。この契約はチーフスが契約期間を通じて柔軟性を保てるよう設計されており、将来の年度に繰り延べる形で再編することも当初から計画に含まれていた。

マホームズの契約再編により、チーフスは3月11日(水)に始まる新リーグイヤーまでに、規定遵守にまた一歩近づいた格好だ。

この措置を取る前、チーフスは予想されたサラリーキャップを5,000万ドル(約77億4,088万円)以上超過していた。現在も赤字状態は続いており、約1,100万ドルを上回っている。今後さらに契約再編が行われる可能性が高く、まずはスターディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズから始まるだろう。また、キャップスペースを確保するためにベテラン選手を放出する可能性もあり、その候補としてはオフェンシブタックル(OT)ジャワーン・テイラー(1,950万ドル/約30億1,894万円)、ディフェンシブエンド(DE)マイケル・ダナ(880万ドル/約13億6,239万円)、ドルー・トランクウィル(580万ドル/約8億9,794万円)が挙げられる。

チーフスが今オフシーズンにフリーエージェント(FA)で効果的に選手を獲得できる状況にするには、ジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチは単にキャップを遵守するだけでなく、2015年以降で初めてプレーオフ進出を逃したチームに重要な戦力を加えられるだけの余裕を生み出さなければならない。

マホームズの契約再編は注目に値するが、新リーグイヤーを迎える前のチーフスにとっては多段階プロセスにおける単なる第一歩に過ぎない。

【RA】