2026年NFLフランチャイズタグの指定が始まる
2026年02月18日(水) 08:47
さあ、フランチャイズタグの出番だ。
NFLのフランチャイズタグの適用期間は現地2月17日(火)【日本時間18日(水)】に始まり、3月3日(火)アメリカ東部時間16時【同4日(水)6時】まで続く。
タグ指定の期間は火曜日に始まるが、すぐに多くのニュースが出ることは期待しない方がいい。ほとんどのチームは期限が近づくまでタグづけを行わず、通常は最初のステップとして、1年テンダーを用いる前に長期契約をまとめるための実質的な締め切りとしてその期限を利用することになる。合意に至らないことが明らかになれば、そこでタグの駆け引きが始まる。
一度タグが適用されると、双方には7月15日(水)まで複数年の契約延長を交渉する猶予が生じる。合意に至らなかった場合、その選手は1年テンダーの条件でプレーすることになる。期限後でも、契約期間が1年以内であれば、金額の変更やインセンティブの追加について交渉することが可能だ。
チームが使用できるタグには3種類ある。
非独占的フランチャイズタグ
最も一般的に用いられるタグ。大多数の人々が“フランチャイズタグ”と呼ぶのは通常、この非独占型のものを指している。これは当該選手に対し、同じポジションの過去5年間における年俸トップ5の平均値か、本人の前年度年俸の120%、どちらか金額の多い方で1年契約をオファーするものだ。タグをつけられた選手が他チームと交渉を行うことは可能。しかし、選手が他チームと契約する場合、現所属チームには同条件のオファーを出す、あるいは引き換えに2つのドラフト1巡目指名権を受け取る権利がある。
独占的フランチャイズタグ
その名の通り、タグをつけたチームが選手との交渉権を単独で保持するもの。この独占性によって報酬水準は引き上げられる。独占的フランチャイズタグは当該選手に対し、同じポジションにおける当年の年俸トップ5の平均値、または本人の前年度年俸の120%のいずれか高い金額を提示する1年テンダーだ。これは一般的に他チームが喜んでドラフト1巡目指名権を2つ差し出してでも獲得したがるような選手に使われるため、“フランチャイズクオーターバック(QB)タグ”と呼んでもいいだろう。
トランジションタグ
フランチャイズタグが上位5人の平均を基準とするのに対し、トランジションタグは当該ポジションの年俸上位10人の平均額を基準とする1年テンダーだ。選手が他チームからオファーを受けた場合、所属チームにはそれと同等の条件で優先的に契約を結ぶ権利が保証されるが、それを行使しなかったとしても補償はない。
各チームが1年間に使用できるテンダーは1つのみ。選手がサインする前であれば、いつでも取り下げることができる。選手は所属チームから3回までタグ指定を受けることが可能で、そのたびに報酬は上がっていく。ただし、3回目になるとサラリーキャップに占める割合が大きくなるため、一般的に実行不可能となることが多い。
タグをつけた選手をトレードする場合はその選手がテンダーにサインした後でなければならない。テンダーにサインしていない選手は、厳密に言えば契約を結んでいないことになるため、自主参加のオフシーズンワークアウトやトレーニングキャンプを欠席しても罰金が科されることはない。
2026年シーズンのサラリーキャップがまだ発表されていないため、NFLの年間サラリーキャップに基づいて決められるタグの金額も明らかになっていない状態だ。
昨年にタグが使用されたのはシンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンズとカンザスシティ・チーフスのガード(G)トレイ・スミスの2人のみだったが、2026年にはこの制度がより多く活用される可能性がある。今後2週間のうちにタグ指定を受ける可能性がある選手としては、ダラス・カウボーイズのWRジョージ・ピケンズ、インディアナポリス・コルツのQBダニエル・ジョーンズ、ニューヨーク・ジェッツのランニングバック(RB)ブリース・ホールが挙げられる。
【RA】



































