ナショナル・フットボール・リーグ（NFL）は現地10日（金）、2025年NFLインターナショナルゲームズの一環としてロンドンの試合に出場する指定チームを発表した。

2025年レギュラーシーズン中にロンドンで試合に臨むのはニューヨーク・ジェッツ、クリーブランド・ブラウンズ、ジャクソンビル・ジャガーズだ。

アメリカ以外で唯一のNFL仕様で建設されたトッテナム・ホットスパー・スタジアムではジェッツとブラウンズのホームゲームを開催し、イギリス開催の試合に出場することで複数年の契約を締結しているジャガーズはウェンブリー・スタジアムにて、14回目となるロンドンゲームズに挑む。

NFL U.Kおよびアイルランドのジェネラルマネジャー（GM）を務めるヘンリー・ホジソンは「2025年NFLインターナショナルゲームズの一環として、ジェッツ、ブラウンズ、ジャガーズをロンドンに迎えることを楽しみにしている。次のシーズンでNFLはロンドンでのレギュラーシーズン開催40試合目を突破することになり、NFLの世界的な発展においてU.K.が果たしてきた役割を示すものだ。われわれは1,500万人のファンを楽しませるとともに、新たなコミュニティにリーチし、フラッグフットボールへの参加を促進することに注力している」とコメント。

また、ジェッツ社長のハイミー・エルハイは「2025年NFLインターナショナルゲームズの一環として、特殊かつエンターテインメント性に富んだニューヨーク・ジェッツのホームゲームをロンドンで披露できることをうれしく思っている。この数年で培ってきたU.K.でのブランドとファンダムをさらに発展させる絶好の機会になるだろう。NFLのインターナショナルゲームズの成功はこのスポーツが世界的に拡大していることを如実に物語っており、そのアンバサダーを続けられることを誇りに思っている」と述べている。

さらに、「2,025年NFLロンドンゲームズの指定チームに選ばれ、チームとして2度目の海外遠征に臨み、また、トッテナム・ホットスパー・スタジアムという素晴らしいスタジアムでプレーできることをうれしく思う。来るシーズンにU.K.のファンの前でプレーすること、ブラウンズとNFL双方の世界的な人気の発展継続に貢献できることを楽しみにしている」と話したのはハスラム・スポーツ・グループのCOOであるデビッド・ジェンキンスだ。

ジャガーズのオーナー、シャド・カーンは次のように語っている。

「今年後半に、われわれにとっては14回目となるロンドン訪問が実現することをうれしく思うとともに、世界で最も象徴的なスタジアムのひとつであり、ジャガーズの本拠地外ホームでもあるウェンブリー・スタジアムで再びホームゲームを戦えるのはフットボール協会との長期にわたるパートナーシップのおかげであり、感謝している。この試合はわれわれが日々、草の根レベルで取り組んでいる素晴らしい活動の頂点であり、2024年には、うちのJagTagフラッグフットボール・プログラムが10万人以上の若者たちにリーチし、アメリカ国外でのアメリカンフットボールというスポーツの発展に貢献できたことを誇りに思っている」

ジェッツとジャガーズはNFLのグローバルマーケットプログラムの一環として、U.K.でのマーケティング権を有している。NFLグローバルマーケットプログラムはNFLチームに国際的なマーケティング権を付与し、ファン参加イベントや商業的な機会を通じて、アメリカ以外でのブランド認知度とファンダムを構築するための取り組みだ。

3チームの対戦相手、試合日程、キックオフ時間は今春に予定している2025年スケジュール発表にあわせて公表することになっている。

2025年からNFLはリーグが運営するレギュラーシーズンの試合を最大8試合まで国際試合として組むことが可能だ。

NFLは2025年シーズンに、レアル・マドリードC.F.の本拠地であるスペイン・マドリードのサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムと、ドイツ・ベルリンのオリンピアシュタディオン・ベルリンでも試合を開催する。

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