ナショナル・フットボール・リーグ（NFL）は現地15日（水）、2025年インターナショナルゲームズの一環として、インディアナポリス・コルツがドイツ・ベルリンで初開催するレギュラーシーズンゲームの指定チームとして試合に臨むことを発表した。

2025年NFLベルリンゲームはスポーツ都市として知られるベルリンで複数年にわたる試合開催に関連し、オリンピアシュタディオン・ベルリン（オリンピックスタジアム）で開催する。NFLは1990年から1994年にかけてオリンピアシュタディオン・ベルリンで5度にわたってアメリカンボウルを開催しており、2003年から2007年までNFLヨーロッパのベルリン・サンダーの本拠地でもあった。

NFLドイツのジェネラルマネジャー（GM）を務めるアレキサンダー・シュタインフォルトは「ファンダムと試合に対する情熱が成長を続けていることからも、ドイツはNFLにとって重要な市場である。ミュンヘンおよびフランクフルトで開催した4回のインターナショナルゲームズが成功を収めた中で、2025年にベルリンで初開催するレギュラーシーズンゲームの指定チームとしてコルツを迎えられることを非常にうれしく思っている」とコメント。

また、コルツのオーナー兼CEOのジム・アーセイは「NFLはベルリンでの歴史を築いており、コルツが世界で最も歴史的な都市のひとつであるベルリンで行われる画期的なイベントに参加できることを誇りに思う。NFLは世界的なブランドとなっており、ドイツでアメリカンフットボールがさらに発展し、コルツネーションの足跡を世界中に広げていくことを楽しみにしている。この試合は地元インディアナ州のパートナーにとっても、来るシーズンや今後に向けてドイツの企業や顧客、ファンと関わるまたとない機会になる」と話した。

コルツは昨年4月、リーグが展開するグローバルマーケットプログラムのドイツにおけるマーケティング権を獲得している。2022年に開始したグローバルマーケットプログラムはNFLに参戦する各チームに国際的なマーケティング権を与え、ファンエンゲージメント、イベント、商業的な機会を通じてアメリカ国外でのブランド認知度およびファンの拡大を実現することを目的としている。

コルツの対戦相手や試合日程、キックオフ時刻は今春に予定されているNFLの2025年シーズンスケジュールの発表にあわせて公表する予定だ。

2025年からNFLはリーグが運営するレギュラーシーズンの試合を最大8試合まで国際試合として組むことが可能だ。

NFLは2025年シーズンに、ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで2試合、レアル・マドリードC.F.の本拠地であるスペイン・マドリードのサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムでも1試合を開催する。

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