ニュース

TEケルシーについて語るチーフスQBマホームズ、偉大な選手は「プレーオフで調子を上げる」

2025年01月16日(木) 08:45


カンザスシティ・チーフスのトラビス・ケルシー【Tyler McFarland/Kansas City Chiefs via AP】

カンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーは2年連続でポストシーズンに進出するが、かつての調子を失ったのではないかと疑問視されている。

2023年、ケルシーはシーズン最終戦を欠場し、7年連続で達成していた1,000ヤード超えの記録が途切れた。また、キャリア最低のキャッチ平均ヤード(10.6ヤード)を記録したことから、キャリアの持続性に対する疑問が浮上。しかし、将来の殿堂入りが確実視されているケルシーはポストシーズンにキャッチ32回で355ヤード、タッチダウン3回と素晴らしい記録を残し、再びロンバルディトロフィーを手に入れた。

2024年シーズンは生産性がさらに低下し、ケルシーの成績は16試合で823ヤードにとどまっている。これは1試合のみ出場したルーキーシーズンを除けば、過去最低の数字だった。また、97回のキャッチを記録するも、タッチダウンはわずか3回、キャッチ平均ヤードは8.5ヤードにとどまっている。

ケルシーがキャリア最低の数字を残したにもかかわらず、クオーターバック(QB)パトリック・マホームズはケルシーがスタータイトエンドとしてポストシーズンに再び素晴らしい成績を残すと予想している。

チーム公式記録によると、マホームズは現地14日(火)に「とにかく偉大な選手だと思う。そういう選手はプレーオフで調子を上げ、より激しくプレーする」と語ったという。

「最高の選手と最高のリーダーはさらに力を発揮して最高のプレーをする。彼はそうしてきたし、今回のプレーオフでも同じことをしてくれると期待している。練習や試合でフットボールフィールドに立つときの彼のメンタリティは、チーム全体に影響を与え、全員が最高のフットボールをプレーするように促している。そして、それが優勝するために必要なことなんだ」

ケルシーは毎回、ポストシーズンで調子を上げており、レギュラーシーズンの試合平均レシーブヤードが69.4ヤードであるのに対し、プレーオフは平均86.5ヤードとなっている。ケルシーはNFLポストシーズンの歴史上で最も多くのレシーブ数(165回)を記録しており、レシーブヤード(1,903ヤード)とタッチダウンレシーブ数(19回)では殿堂入りしたジェリー・ライスに次ぐ2位につけている。

マホームズとケルシーはこれまでのプレーオフで17回のタッチダウンを共に成功させており、これはコンビとして記録したタッチダウン数としてNFLプレーオフ史上最多の数字だ(2位はトム・ブレイディとロブ・グロンコウスキーの15回)。

ケルシーはプレーオフにおいて13試合連続で70レシーブヤード以上を記録しており、これはNFL史上最も長い連続記録だ。ケルシーは現地18日(土)に行われるヒューストン・テキサンズ戦でその記録を14試合に伸ばすことを目指すだろう。

【RA】