バッファロー・ビルズがカンザスシティ・チーフスを打倒するチャンスを再び手に入れた。

現地19日（日）夜にスリリングな展開でボルティモア・レイブンズを27対25で下したビルズは、スーパーボウル連覇中のチーフスとAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）チャンピオンシップゲームで対戦する機会を得ている。

『Associated Press（AP通信）』によると、クオーターバック（QB）ジョシュ・アレンはチーフスについて「彼らが何者かは分かっている。NFLで誰もが目指す常勝チームだ。彼らを倒さなければ、彼らを追い越すことはできない。だからまあ、今日はこの勝利を楽しむよ」と語ったという。

アレンはシーズン第11週に行われたチーフス戦で勝敗を決定づけるタッチダウンを決め、30対21の勝利をもたらした。それにより、ビルズはレギュラーシーズンでチーフスに4連勝を収めたことになる。しかし、アレン率いるチームはポストシーズンでQBパトリック・マホームズ率いるチーフスとの対決に苦戦し、プレーオフでは3連敗（2020年、2021年、2023年）を喫している。

アレンはチーフスが11月中旬に対戦したときと同じ状態ではないことを理解している――自分たちが進歩を遂げたように。

「レギュラーシーズンはレギュラーシーズンであって、プレーオフに向けてのパフォーマンスがどれだけ良くても、それはあまり関係がない」とアレンは話している。

「同じチームを2回倒すのは難しい。俺たちはそれを理解しているし、承知している。シーズン中に倒したチームだけど、同じチームじゃないんだ。ディフェンスにもオフェンスにも選手が復帰している。今はまだ多くを語ることができないけどね。レイブンズに集中してきたから、まだあまり分かっていないし、明日それに取り組むことになるだろう」

ビルズはバランスのとれた攻撃でレイブンズを破り、チャンピオンシップゲームに進出することになった。オールプロのファーストチームに選出された選手は1人もいなかったものの、ビルズはディフェンディングチャンピオンを倒すチャンスを得るのに十分な結果を残している。

「なんて完璧な勝利なんだ」と語ったアレンは「このチームは1年を通して、才能のある選手がいないとか、小さすぎるとか、ランを止められないとか、競争力が不十分だと言われてきた。俺たちはただ集中して努力を続けてきた。ディフェンスのことを誇りに思う。オフェンスとスペシャルチームのことも誇りに思っている」と続けた。

ビルズは何度も繰り返される悪夢をついに回避するために、あと1週間集中して取り組む必要があるだろう。

【RA】