2025年シーズンに向けて、ロサンゼルス・ラムズにはトップ2のクオーターバック（QB）が戻ってくる。

現地10日（月）、ラムズがベテランQBジミー・ガロポロと1年契約を結ぶと『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが報道。NFLネットワークのトム・ペリセロによると、ガロポロの契約は基本給として450万5,000ドル（約6億6,262万円）が保証され、900万ドル（約13億2,376万円）のインセンティブを含めると最大で1,350万5,000ドル（約19億8,638万円）に達するという。

先発QBマシュー・スタッフォードに自身の価値について他チームと話し合うことを許可していたラムズは、先日、スタッフォードと新契約を締結。ヘッドコーチ（HC）ショーン・マクベイはガロポロとの再契約が次の課題だと示唆していた。

QB市場が停滞している中、ガロポロにはオープンマーケットに出る選択肢もあったかもしれない。しかし、ガロポロはロサンゼルスに戻り、9勝3敗と勢いに乗った状態でレギュラーシーズンを締めくくり、最終的にスーパーボウルチャンピオンとなったフィラデルフィア・イーグルスをディビジョナルラウンドで追い詰めたチームで再挑戦することになった。

33歳のガロポロは昨シーズン、運動能力向上物質規定違反により最初の2試合で出場停止処分を受け、出場したのは1試合のみだった。それは、ラムズの先発選手の大半が欠場したシーズン第18週のシアトル・シーホークス戦で、ガロポロはパス41回中27回成功（パス成功率65.9％）、334ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回を記録したが、試合には30対25で敗れた。

スーパーボウルに1度出場した経験を持つガロポロは、11年のキャリアでニューイングランド・ペイトリオッツ、サンフランシスコ・49ers、ラムズに所属し、82試合に出場（うち64試合に先発出場）して1万5,828パスヤード、タッチダウン96回、インターセプト52回を記録している。

【RA】