コーナーバック（CB）カールトン・デービスが昇給と新チームへの移籍をかなえる。

現地10日（月）、28歳のデービスがニューイングランド・ペイトリオッツと3年6,000万ドル（約88億3,386万円）の契約に合意したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが報じた。デービスの契約には3,450万ドル（約50億7,947万円）の完全保証が含まれている。

『Pro Football Focus（プロフットボール・フォーカス）』の守備グレード（74.5）でキャリアハイを更新したデービスは、過去の契約に対する後悔を胸に抱きつつ、実績を生かして新契約を手に入れるのに今ほど良いタイミングはないと理解していた。デービスはより高い報酬を求めてデトロイト・ライオンズを離れ、ペイトリオッツでそれを手に入れている。2024年にライオンズで1,450万ドル（約21億3,485万円）を稼いだデービスは、ペイトリオッツで年平均2,000万ドル（約29億4,462万円）を手にし、コーナーバックの年俸ランキングのトップ10に名を連ねることになった。

デービスは今回の契約で、まさに“トップ10またはトップ15のコーナーバック”としての報酬を得るという目標を達成している。2022年に突然、タンパベイ・バッカニアーズに残ることを決断したデービスは、市場での価値を試したいと考えており、結果的に好条件の契約を勝ち取った。

『Next Gen Stats（ネクスト・ジェン・スタッツ）』によると、デービスが2024年シーズンにマンカバレッジで最も相手に近いディフェンダーとして許したパス成功率は、キャリアで7番目に低い45.2％だったという。顎の骨折が原因でシーズンを早々に終えたものの、好成績を残してフリーエージェントとしての評価を高めたデービスがライオンズに復帰する可能性は事実上なくなった。

今回の契約を受け、ペイトリオッツは有望な若手CBクリスチャン・ゴンザレスとベテランのデービスを組ませ、盤石なコーナーバックコンビを手に入れることになる。マイク・ブラベルがヘッドコーチ（HC）に就任し、守備のアイデンティティをチームにもたらす中、ペイトリオッツは時間を無駄にすることなくロースターの強化を進めている。

【RA】