マシュー・スタッフォードは、デトロイト・ライオンズのクオーターバック（QB）として過ごした7年間、同じNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）北地区でグリーンベイ・パッカーズのワイドレシーバー（WR）だったデイバント・アダムスとはレギュラーシーズンに何度も対戦してきた。ロサンゼルス・ラムズでチームメイトとなった今、スタッフォードはアダムスの存在がクオーターバックにとってどれだけ心強い存在かを日々実感している。

現地23日（日）、スタッフォードは『Los Angeles Times（ロサンゼルス・タイムズ）』のゲイリー・クラインに対し、「彼の仕事への取り組み方やプレースタイルには、心から敬意を抱いている」と語った。

「長年このリーグでビッグネームとして活躍してきた選手だし、チームに加わってくれて本当にうれしい。間違いなく強力な戦力になる」

プロボウル選出経験のあるスタッフォードは、妻のケリーと4人の娘とともにラムズの施設で開催された選抜イベント“Rams Football Academy Girls’ Flag Spring Classic and USA Football Talent（ラムズ・フットボール・アカデミー・ガールズ・フラッグ・スプリング・クラシック・アンド・USAフットボール・タレント）”の表彰式に参加。その場で、上述のコメントを残している。

アダムスは2024年シーズン、4年連続で達成していた100レシーブ以上の記録こそ途絶えたが、ラスベガス・レイダースで3試合、ニューヨーク・ジェッツで11試合に出場し、合計85レシーブ、1,063ヤードを記録。これにより、5年連続で1,000ヤード超えのシーズンを継続している。

昨シーズンは華々しい記録を残すことはできず、ボールをドロップする場面も見られたが、アダムスは依然としてディフェンダーを振り切ってオープンになることに長けており、それがスタッフォードにとって大きな武器となる。『ESPN』の評価によると、昨季のアダムスはレシーバー全体の中で15位タイにつけている。

32歳のアダムスは、ラムズで31歳のクーパー・カップに代わる存在となる。チームは、過去3シーズン連続で負傷に苦しんだカップをリリース。かつてレシーバー記録で3冠を達成したカップは、NFC西地区のライバルであるシアトル・シーホークスと契約した。

スタッフォードはカップについて、「素晴らしいチームメイトであり、偉大なラムズの一員だった。このチーム、そして地域のコミュニティにとってどれだけ大きな存在だったかは、誰もが知っていることだと思う」と語った。

「彼が望んだチームに行けて、満足のいく契約を結べたことをうれしく思っている」

「これまでどおり、今後も連絡は取り続けるつもりだし、対戦相手でない限り、いつでも彼を応援している」

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