「30歳で引退」するつもりだと語る23歳のラムズWRナクア
2025年03月25日(火) 11:10
ロサンゼルス・ラムズのワイドレシーバー(WR)プカ・ナクアはNFLで最も才能のある若手選手の1人だ。
しかし、23歳のナクアにはリーグで長くプレーし続けるつもりがないようだ。
ナクアは最近出演したポッドキャスト番組『Join The Lobby(ジョイン・ザ・ロビー)』で、あと7シーズンでキャリアを終える可能性が高いと明言し、次のように語った。
「30歳で引退したいと思っている。今は23歳で、3年目に突入するところだ」
ナクアは元チームメイトのアーロン・ドナルドが第一線で活躍し続けていたにもかかわらず引退を決意したことや、大家族を築いて楽しく過ごしたいという自身の願いを理由として挙げている。
「10年にもならないと思う。7年か8年じゃないかな」と語ったナクアはこう続けた。
「AD、アーロン・ドナルドのように、最高の状態で引退するのはすごくかっこいいと思う。でも、それだけじゃなくて・・・俺は大家族を持ちたいんだ。最低でも5人の子どもが欲しい。自分も大家族で育ったしね。5人は必要だな。男の子だ。確実に5人の男の子が欲しい。でもそれだけじゃなくて、子どもたちの生活の一部になって、できる限り一緒に過ごしたい」
「ケガはゲームの一部で、コントロールできない部分だ」
ナクアのデビューシーズン(2023年)は、ドナルドが引退したシーズンと重なった。
ドラフト5巡目指名を受けたブリガムヤング大学(BYU)出身のナクアは、クーパー・カップがケガで欠場していた際に頭角を現した。
ナクアは105回のレシーブで当時の新人記録を更新。そこで獲得した1,486ヤードは現在もNFLの新人記録となっている。
昨シーズン、ナクアはレシーブ79回で990ヤード、タッチダウン3回を記録したが、膝のケガで6試合を欠場した。
そのため、ナクアはケガがもたらす厳しい現実を十分に理解している。
ナクアは、今月にラムズからリリースされ、ライバルのシアトル・シーホークスに加入したカップと親しくなった。カップはラムズで頂点を極め、2021年シーズンの締めくくりとしてスーパーボウルMVPに輝いたが、この3シーズンは負傷が重なり、ロサンゼルスでの物語を早々に終えている。
順調にキャリアを開始してからまだ2年しか経っていないナクアがすでに引退の計画を立てていることは少々驚きだ。とはいえ、NFLの世界では7年が非常に長く感じられることがあり、行動計画を立てておくに越したことはない。
ナクアは「早期リタイアしたい」と明かしている。
【RA】