QBラッセル・ウィルソンがジャイアンツと1年15億円の契約へ
2025年03月26日(水) 08:50
ラッセル・ウィルソンがゴッサムに向かう。
現地25日(火)、プロボウルに10回選出された経歴を持つクオーターバック(QB)ウィルソンがニューヨーク・ジャイアンツと1年1,050万ドル(約15億7,487万円)の契約を結び、先発選手になる見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが報道。ウィルソンはインセンティブにより、最大2,100万ドル(約31億4,972万円)を稼ぐ可能性があるという。
ウィルソンは、トミー・デヴィートや最近加入したばかりのジェイミス・ウィンストンと共にQB陣を構成し、リーダーとしての役割を担うことになる。これにより、QBアーロン・ロジャースがジャイアンツと契約するとのうわさは立ち消えになり、ニューヨーク・ジェッツでプレーしていたロジャースはピッツバーグ・スティーラーズに移籍する可能性が高くなっている。
当然、ウィルソンは昨シーズンを過ごしたピッツバーグを経由してジャイアンツに向かう。
36歳のウィルソンは2012年から2021年までの10年間、シアトル・シーホークスで素晴らしい活躍を見せ、1回のスーパーボウル制覇と9回のプロボウル選出を果たした。
しかし、現在のウィルソンは3シーズンで3つ目のチームに向かおうとしている。昨年は夏に見舞われたふくらはぎのケガから回復した後、スティーラーズで11試合に先発し、序盤は好調だったが、終盤に調子を崩した。先発としては6勝5敗の成績を残し、試合平均225.6パスヤード、タッチダウン16回、インターセプト5回を記録している。
今オフシーズン、ウィルソンの加入先候補としてはジャイアンツの他にクリーブランド・ブラウンズやスティーラーズの名前が挙がっていた。
どちらもロジャースの決断をしばらく待っていたようだが、ウィルソンはジャイアンツを選び、ジャイアンツもまたウィルソンを選んでいる。
ここ数シーズンは苦戦しているものの、ウィルソンは依然として美しいディープボールを投げることができ、少なくとも1年間はワイドレシーバー(WR)のマリク・ネイバースやダリウス・スレイトンにとって大きな助けになるだろう。
【RA】