ワシントン・コマンダースのヘッドコーチ（HC）ダン・クインが現地17日（水）、膝を負傷したクオーターバック（QB）ジェイデン・ダニエルズが金曜日より前に練習に復帰することはないと明言した。

クインHCによれば、ダニエルズは水曜日にリハビリテーションを受け、フィールドで投球したものの、チームメイトとの練習には参加しないことになっていたという。

コマンダース（1勝1敗）は日曜日にラスベガス・レイダース（1勝1敗）を迎え撃つ予定だ。

「金曜日になったら、現状を評価して伝える」とクインHCは話している。

昨季にAP通信NFLオフェンス部門年間最優秀新人賞に輝いたダニエルズは、コマンダースが木曜日に27対18で敗れたグリーンベイ・パッカーズ戦の第4クオーターに負傷。その後にMRI検査でケガが明らかになった。ダニエルズは試合を通じてブリッツを多用するパッカーズ守備陣からプレッシャーを受け、4回のサックを喫した。

クインHCは先発QBのダニエルズについて「彼の人間性、選手としての価値、フランチャイズにとってどれほど重要な存在であるかを認識している。だからこそこの評価には迅速さだけでなく、賢明さも必要だ。彼は常にあらゆることをやり遂げようとする選手だ」と述べている。

クインHCはダニエルズが水曜日に単独で練習した際の投球や動きは“良好に見えた”と語った一方で、試合に出場する前にチームメイトと共にフィールドでプレーする姿を確認することも重要だと指摘した。

「だが、良い第一歩だった」とクインHCはコメントしている。

ダニエルズが日曜日の試合を欠場すれば、バックアップQBマーカス・マリオタが、2022年にアトランタ・ファルコンズで先発して以来、初めて先発を務めることになる。マリオタは2023年にフィラデルフィア・イーグルスで、2024年にコマンダースで、それぞれ3試合ずつ先発QBの代役として出場してきた。

「私たちは彼を最大限に信頼している」とクインHCは語った。

パッカーズ戦で負傷したコマンダースの選手はダニエルズだけではなく、コーナーバック（CB）ジョナサン・ジョーンズはハムストリングの負傷で水曜日に故障者リザーブ（IR）入りした。クインHCによると、チームはジョーンズが今シーズン中にロースターに復帰すると見込んでいるとのこと。

ランニングバック（RB）オースチン・エイケラーやディフェンシブエンド（DE）ディートリッチ・ワイズは、いずれも月曜日にシーズン終了を意味するケガで故障者リザーブに登録されている。コマンダースはワイズの代わりとして、2015年から2018年までチームに所属していたフリーエージェント（FA）のDEプレストン・スミスと契約した。

クインHCはスミスについて「パスラッシュ能力に実績があり、サイズも好ましい。うまくなじみそうだと感じた」と称賛している。

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

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