コロンビア特別区議会がコマンダースのRFKスタジアム跡地への復帰を承認
2025年09月18日(木) 11:09
ワシントン・コマンダースがかつて本拠地としていたRFKスタジアムに戻る計画は、現地17日(水)にコロンビア特別区議会が関連法案を承認したことで、最終的な障壁をクリアした。
法案は11対2の賛成多数で可決され、今後はミュリエル・バウザー市長のもとに送られることになる。バウザー市長は4月にコマンダースのオーナーであるジョシュ・ハリスと当初の計画について協議していた。
ハリスは声明で次のようにつづっている。
「本日はワシントンD.C.、コマンダースの組織、そしてわれわれのファンにとって歴史的な日だ。議会の承認を得たことで、都市に持続的な経済成長をもたらす画期的なRFKプロジェクトを前進させることができる。この成果は、バウザー市長、メンデルソン議長、議会、そして数え切れないほどの地域、企業、労働界のリーダーたちの献身と協力なしには実現できなかった。彼らの声や意見が、あらゆる段階でプロセスを形作る助けとなった」
「私たちはDMVの中心地であるこの地区に温かく迎え入れられたことに深く感謝しており、2030年に正式にチームの拠点を心の故郷に戻すことを楽しみにしている」
「ジョシュ・ハリス コマンダースマネージングパートナー」
「2030年に会おう。#RaiseHail」
See you in 2030. #RaiseHail pic.twitter.com/8nCY3Fkx7v
— Washington Commanders (@Commanders) September 17, 2025
コマンダースは投票直前に、議会からの“土壇場での新たな要求”に懸念を表明したという。これは『Associated Press(AP通信)』がコピーを入手した、チーム社長のマーク・クラウスが議会宛に送付した書簡で明らかになった。水曜日の投票では、提案されていた修正案のほとんどが否決された。
コマンダースは現在、メリーランド州ランドーバーのノースウェスト・スタジアムでプレーしているが、2030年に新スタジアムの開場を目指している。
ハリス率いるオーナーグループは2022年にダン・スナイダーからチームを買収して以来、ワシントン、メリーランド、バージニアを新拠点の候補地として検討してきた。議会はRFKスタジアムの土地を市に移譲する法案を可決し、当時のジョー・バイデン大統領が1月初旬に署名した。
これにより、旧スタジアムの跡地をコマンダースの新スタジアムを含む複合施設に置き換える道が開けた。議会は先月にこの計画を仮承認したが、最終決定にはあと1回の投票が必要だった。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
【RA】