トム・ブレイディは第60回スーパーボウルでペイトリオッツを応援せず、「僕は当事者ではない」
2026年02月04日(水) 09:04
2025年夏、ニューイングランド・ペイトリオッツが第60回スーパーボウルへの道を歩み始めるおよそ1カ月前、重さ6トン、高さ17フィート(約5.2メートル)のトム・ブレイディ像がジレット・スタジアムの外で披露された。
その巨大な台座は、ブレイディがペイトリオッツで成し遂げたスーパーボウル制覇回数にちなんで六角形となっている。
スーパーボウルMVPに5度輝いたブレイディは当然、現地8日(日)に行われる第60回スーパーボウルでかつての所属チームがシアトル・シーホークスに勝つことを願っているはずだ。きっとそうだろう。
しかし、どうやら違うようだ。
今週、ジム・グレイと共に『SiriusXM(シリウスXM)』のポッドキャスト“Let’s Go!(レッツ・ゴー)”に出演したブレイディは、「今回の試合に関して、僕は当事者ではない。最も優れたチームが勝てばいい」と話している。
「ペイトリオッツについて言えば、ニューイングランドで新たな章が始まった。マイク・ブラベル体制をみんなが受け入れ、ここまでチームを押し上げるために懸命に努力してきた素晴らしい選手たちがいることをうれしく思う。僕たちは20年間それをやってきた。少し空白期間があったけど、ペイトリオッツは戻ってきた。ニューイングランドのみんなにとって、今はとてもエキサイティングな時期だ」
現在、ラスベガス・レイダースのマイノリティオーナーであり、『Fox(フォックス)』の実況解説者を務め、かつて飼っていた愛犬のクローン犬を飼っているブレイディは、気持ちの上では今回の試合に肩入れしていないのかもしれない。しかし、ニューイングランドには今なお深い関係を持つ人々が数多くいる。そして、ブレイディにはシアトルとも重要なつながりがある。
ペイトリオッツの現ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルは、ラインバッカー(LB)としてプレーしていた現役時代にブレイディのチームメイトとしてペイトリオッツに所属し、スーパーボウル制覇を3度経験した。
「彼は物事をすべて正しいやり方でやってきたと思う」とブレイディはコメントしている。
ペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)として3度目の任期を過ごしているジョシュ・マクダニエルズは、過去に11シーズンにわたってブレイディ率いるチームのOCを務めていた。
「ジョシュ・マクダニエルズも素晴らしい友人だ」と語ったブレイディは「繰り返しになるけど、誰かを応援するときは、良いパフォーマンスを発揮してほしいと思うものだろ。僕はただ良いフットボールが見たいだけ。良いプレー、良い投球、良い戦略、良い判断が見たいんだ」とつけ加えた。
当然、ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフト――ブレイディをチームの殿堂に迎えるために、フランチャイズが定めた4年間の待機期間を免除した――は、チームが挙げた6度のスーパーボウル制覇をすべてブレイディと共に経験してきた。
ブレイディにはシーホークスとも大きなつながりがある。ブレイディがマイノリティオーナーを務めるレイダースは、シーホークスOCクリント・クビアックを次期ヘッドコーチとして迎えると見られている。
史上最高のペイトリオッツ選手であるブレイディなら、時や場所、状況を問わず常にニューイングランドを応援していると思われがちだ。しかし、ブレイディはフットボール人生の新たな段階に突入している。
「人生には常にさまざまな章があり、特定のチームと関わりながら過ごす章や時期があると思う」と述べたブレイディは次のように続けた。
「ミシガン大学時代があり、その後はペイトリオッツで20年を過ごした。タンパベイで素晴らしい3年間を過ごし、放送の仕事に携わってきた。今はレイダースのオーナーでもある。昔の思い出は永遠に自分の中に刻まれているし、チームを成功に導くために懸命に尽くしてくれたすべての人たちに感謝している」
「そして今は人生の別の段階にいる。僕は自分が大切にしている人たちや、目標を達成するためにどれほど努力しているかを知っている人たちのことを心から応援している。だから今回は、ファンの立場で落ち着いて試合を楽しみ、その瞬間を味わいたい」
【RA】



































