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カーディナルスがラムズOCのマイク・ラフルアーを新HCに

2026年02月02日(月) 11:20

マイク・ラフルアー【AP Photo/Kyusung Gong】

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でNFC西地区のライバルに敗れたロサンゼルス・ラムズは、攻撃コーディネーター(OC)をも地区ライバルに奪われていく。

アリゾナ・カーディナルスがラムズのマイク・ラフルアーOCを新ヘッドコーチ(HC)として雇用する。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地2月1日(日)に報じた。

その後、カーディナルスはラフルアーと5年契約を結んだことを正式に発表している。

グリーンベイ・パッカーズHCマット・ラフルアーの弟であるマイク・ラフルアーは、ショーン・マクベイHCの下で、過去3年に渡ってラムズOCを務めてきた。ラフルアーを雇用することによって、カーディナルスのジェネラルマネジャー(GM)であるモンティ・オッセンフォートとチームは、守備コーディネーター(DC)として頭角を現した前任のジョナサン・ギャノンHC時代とは全く異なる方向に進むことになりそうだ。

ラフラーはマクベイの門下から出た6人目のヘッドコーチになる。他にはシンシナティ・ベンガルズのザック・テイラーHC、グリーンベイ・パッカーズのマット・ラフルアーHC、元ロサンゼルス・チャージャーズHCのブランドン・ステイリー、ミネソタ・バイキングスのケビン・オコンネルHC、ジャクソンビル・ジャガーズのリアム・コーエンHCがいる。

ラムズのプレーコーラーはマクベイHCだったものの、過去3年のラムズの成功において、ラフルアーが果たした役割は大きい。ラムズは3年連続でプレーオフ進出を果たし、勝利数を2ケタにのせてきた。マクベイ、ラフルアー、そしてクオータバック(QB)マシュー・スタッフォードは、NFCタイトル戦を前に獲得ポイントとヤードで2025年のリーグ1位だったラムズ攻撃陣の中心的存在だった。

スタッフォードやワイドレシーバー(WR)プカ・ナクア、WRデイバント・アダムス、ランニングバック(RB)カイレン・ウィリアムズといった攻撃陣の才能ある選手たちに恵まれていたラフルアーだが、カーディナルスで同様のスタートが切れるわけではない。ラフルアーはカーディナルスを攻守両面で改善させるというタスクを引き継ぐことになる。

カーディナルスは2021年以来、プレーオフに進出しておらず、この年が勝ち越した最後のシーズンでもある。ポストシーズンで勝利したのは、2015年NFCチャンピオンシップ戦に出場したシーズンが最後だった。

昨シーズンのカーディナルスは3勝14敗で、NFC西地区最下位に終わった。この地区からはプレーオフ進出チームが3つ出ており、ラフルアーが在籍していたラムズを含め、各チームがポストシーズンに少なくとも1勝を挙げている。

期待と共に、まだ見えない点もあるのが、カーディナルスが近年のドラフト1巡目で指名してきた選手たち、すなわちWRマーヴィン・ハリソンJr.やディフェンシブエンド(DE)ダリウス・ロビンソン、ディフェンシブタックル(DT)ウォルター・ノーレンらだ。ロビンソンとノーレンは負傷の影響でなかなかフィールドに立つことができず、ハリソンは期待ほどの成果を出すことができない中、昨年はケガも抱えていた。

再建を目指すカーディナルスを率いる身としては若いとも言える38歳のラフルアーだが、経験は豊富だ。

ラフルアーは2014年から、クリーブランド・ブラウンズ、アトランタ・ファルコンズ、サンフランシスコ・49ersに在籍してきた。リーグで広く成功してきたマクベイ、およびカイル・シャナハンのオフェンシブツリーに連なるラフルアーは、2021年から2022年に初めてニューヨーク・ジェッツの攻撃コーディネーターを務めた際に苦戦した。ラムズと共に戦った過去3シーズンでは、そこから見事に立て直している。そのおかげで、兄マットや元ボスのマクベイ、シャナハンと同様の椅子につくことになったラフルアーは、カーディナルスの立て直しに努める中で、マクベイやシャナハンと年に2回対戦することになる。

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