厳しいプレーオフ敗退を喫したQBストラウドを擁護するテキサンズWRコリンズ、「彼は本物のプレーメーカーだ」
2026年02月02日(月) 14:30
クオーターバック(QB)C.J.ストラウド率いるヒューストン・テキサンズは2週間前、ニューイングランド・ペイトリオッツとの一戦でターンオーバーを重ね、プレーオフから姿を消した。チャンピオンシップ級のディフェンスと歩調を合わせ、若き司令塔が次の段階へ進む姿を期待していた人々にとって、失望の大きい結末だった。
28対16で敗れたディビジョナルラウンドで目にしたのは、相手ディフェンスから激しいプレッシャーを受け、動揺を隠せないストラウドの姿だった。インターセプト4回を喫し、パスは狙いを欠き、47回中20回のパス成功で212ヤード、タッチダウン1回、パサーレーティング28.0という成績に終わっている。
脳しんとうの影響で出場できず、フィールド外から試合を見守っていたワイドレシーバー(WR)ニコ・コリンズは、ストラウドへの信頼は揺らいでいないという。
敗戦後、ストラウドにどんな言葉をかけたのかと『KPRC2』のアーロン・ウィルソンに問われたコリンズは、「とにかく顔を上げろ、それだけだ」と答えている。
「望んでいた終わり方じゃなかったのは分かっている。目標はスーパーボウルだったけど、こういうことも起きる。だからこそ、自分らしくい続けてほしい。この1試合で自分という存在を決めつけるな。俺たちはみんな、君がどんな選手か分かっている。スターであり続けろ。リーダーであり続けろ。ロッカールームを照らす存在でい続けて、これまで通りの自分でいてほしい」
「彼は本物のプレーメーカーだ。とてつもないアスリートでもある。だから来シーズンが楽しみで仕方ない。仲間と一緒にまたフィールドに戻って、努力を積み重ね、これまで通りの高いレベルを維持していきたい」
ストラウドにとって重要なオフシーズンを控える中、プレーオフでの不振は最悪のタイミングで訪れた。ワイルドカードラウンドは勝利を収めたものの、インターセプト1回に加え、ファンブル5回を喫している。14試合に先発したレギュラーシーズンではインターセプト8回にとどまっていたが、プレーオフ2試合ではそれより3回少ない数字まで急増。ボールを地面に落とした回数も、レギュラーシーズンでは2回のみだった。
テキサンズは今後数カ月かけて、将来像をどう描くかを判断する上で、ストラウドの3年間すべてを総合的に見極める必要がある。チームは現在、ルーキー契約に含まれる5年目オプションを行使するかどうかを正式に決断する段階にあり、行使しなければ2026年は契約最終年となる。また、契約延長の対象でもある。
2023年NFLドラフト全体2位でテキサンズに加入して以降、ストラウドはオフェンス部門年間最優秀新人賞を受賞し、通算でパス1万876ヤード、タッチダウン62回、インターセプト25回を記録。フランチャイズ史上初となる3年連続のプレーオフ進出をチームにもたらし、ディビジョナルラウンド以前で敗退したこともない。
一方で、その壁を越えたことはなく、直近のポストシーズンでのつまずきも相まって、実績のなかったルーキーとしてリーグ最多の1試合平均273.9パスヤードを記録した当時ほどの勢いを、オフェンスにもたらせていないのも事実だ。
それでも今季は、ランニング(RB)ジョー・ミクソン不在の中でランゲーム構築に苦しむチームを背負い、ストラウドが大きな負担を担っていたのも確かだ。ペイトリオッツ戦では地上戦が完全に封じられ、48ラッシングヤードに終わり、執拗なプレッシャーを和らげる術を持てなかった。加えて、この試合では主力レシーバーのコリンズを欠き、タイトエンド(TE)ダルトン・シュルツもチーム最長のドライブとなった2回目の攻撃でレシーブ2回、47ヤードを記録した後に負傷交代している。
終盤まで接戦が続いた展開を考えれば、シュルツやコリンズ、あるいはその両方にパスを託すことができていれば、ストラウドがリズムを取り戻し、勝利を手繰り寄せていた可能性も十分にあった。
「仕方ないことだ」と、コリンズはチームにとって今季最後の試合を欠場したことについて語った。
「いろいろなことが起きる。それが人生だ。仲間たちと一緒にフィールドに立てなかったのは本当に残念だった。ピッツバーグ・スティーラーズ戦が最後の出場になるとは思っていなかった。でも、それも含めて現実だ。すべては神のタイミング。今は体調がとてもいいことに感謝している」
ストラウドの3シーズンを巡る評価は今後も分かれ続けるだろう。それと同時に、テキサンズがディビジョナルラウンドの壁をどう突破するかという議論も尽きない。
ただ、コリンズの受け止め方はシンプルだ。手応えをつかみながらもあと一歩届かなかったシーズンを経て、いまは前を向くのみ。
「本当に、最高の1年だった。素晴らしいシーズンだった」とコリンズは振り返る。
「理想的なスタートではなかったけど、その過程も含めて、仲間との絆や一緒に競い合えた時間はすべて特別だった。後悔は一切ない。この経験すべてが来年へのモチベーションになっている。チーム合同練習(OTA)に向けて準備を進め、キャンプを通して積み上げていく。来年に向けての原動力だ」
【R】



































