ボルティモア・レイブンズのクオーターバック（QB）ラマー・ジャクソンのシーズン第5週に向けての出場ステータスは不透明だ。1勝3敗のレイブンズは守備陣の負傷者が後を絶たない中、不調なスタートを切ったシーズンを立て直す道を探っている。

ジャクソンは現地28日（日）に敗れたカンザスシティ・チーフス戦でハムストリングを負傷し、途中退場した。レイブンズのヘッドコーチ（HC）ジョン・ハーボーは月曜日に報道陣からジャクソンの出場可否について質問された際、公の場で最新情報を提供することを避けている。

「現時点で各選手のケガの状況についてはかなり把握できている。今日はそれについてコメントしない。今週中にもう少し詳しく話すつもりだ」とハーボーHCは述べている。

ハーボーHCはジャクソンが水曜日に練習に参加するかどうかについて明言を避けた一方で、チーフス戦の後半で17点差をつけられていたことが2度のMVP受賞を誇るジャクソンをベンチに下げる判断に影響したわけではないと語った。

「彼が再び試合に戻ることは絶対にあり得なかった」とハーボーHCは強調している。

ジャクソンの次戦の出場ステータスに疑問が残る中、ハーボーHCは月曜日に2度のプロボウル選出経歴を持つスターディフェンシブタックル（DT）ナムディ・マドゥビーケーが2025年シーズンの残り試合をすべて欠場すると発表。マドゥビーケーはその原因となった首のケガで先週に故障者リザーブ（IR）に登録された。

ハーボーHCはマドゥビーケーの来季の出場可否についての憶測は控えている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが月曜日に情報筋の話をもとに報じたところによると、レイブンズではインサイドラインバッカー（ILB）ロクアン・スミス（グレード2のハムストリング損傷）とコーナーバック（CB）マーロン・ハンフリー（ふくらはぎ）も数週間離脱する見込みだという。

レイブンズは10月5日（日）13時【日本時間6日（月）2時】に1勝3敗のヒューストン・テキサンズを迎え撃つ予定だ。

【RA】