ダラス・カウボーイズのディフェンシブエンド（DE）である24歳のマーショーン・ニーランドが、自ら撃ったと見られる銃傷により死亡しているのが現地6日（木）の朝に発見されたと、ダラス郊外の警察が明かした。発見前、ニーランドは車で当局の追跡から逃げており、その後、事故現場から徒歩で立ち去っていたという。

フリスコ警察は木曜日に、自殺の可能性を見て捜査していると述べた。警察によれば、ニーランドは水曜日の夜にテキサス州公共安全局の警察官の追跡に対して停止せず、この追跡にはフリスコ警察も加わっていたという。

車両を見失った当局は、数分後にその車が事故を起こしているのを発見。現場から立ち去ったニーランドを捜索している間に、警察官らはニーランドに自殺の恐れがあるとの報告を受けていた。

亡くなる数日前、ニーランドはアリゾナ・カーディナルスに27対17で敗れた試合で、ブロックされたパントをエンドゾーンでリカバーし、タッチダウンを決めていた。

カウボーイズの声明には「ダラス・カウボーイズは深い悲しみとともに、マーショーン・ニーランドが今朝亡くなったことをお知らせします。マーショーンはチームメイトとして、そして、われわれの組織の一員として、愛される存在でした。恋人であるカタリーナさんや彼のご家族に、マーショーンへのわれわれの思いと祈りを捧げます」とある。

ニーランドの代理人であるジョナサン・パーズリーは声明で次のように述べた。

「私のクライアントであり、最愛の友人であるマーショーン・ニーランドが昨夜亡くなったことを認めるのは、本当に辛いことです。ウエスタンミシガン大学の希望に満ち、夢を抱く若者だった彼が、ダラス・カウボーイズの尊敬されるプロフェッショナルになるまでの道を切り開く姿を見てきました。マーショーンはすべてのスナップに、すべての練習に、フィールド上でのすべての瞬間に、誠心誠意に取り組んできました。彼ほどの才能、精神、善良さを備えた人を亡くす悲しみは深く、言葉にすることができません」

「彼のご家族、チームメイト、彼を愛していたすべての人のことを思えば、心が痛みます。この想像しがたいほどの時期に、すべてのフットボールコミュニティが彼らの支えになることを願っています。どうか、大きな喪失に悲しむ、彼の愛した人々を思い、プライバシーを尊重してくださるようお願いいたします」

また、NFLも声明に「カウボーイズのマーショーン・ニーランドが亡くなったという知らせを受け、深い悲しみの内にいます。われわれの思いと祈りは、彼の恋人であるカタリーナさん、彼のご家族、ご友人、チームメイトのもとにあります。カウボーイズとは連絡をとっており、支援およびカウンセリングの援助を申し出ています」とつづっている。

ウエスタンミシガン大学出身のニーランドは2024年NFLドラフトの2巡目でカウボーイズの指名を受けた。これまでに出場した18試合（先発4回）で、タックル26回、QBヒット4回、サック1回を記録している。

3勝5敗1分のカウボーイズはシーズン第10週がバイウイークであり、次戦は11月17日（月）に組まれたラスベガス・レイダースとの試合となっている。

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

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