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プレーオフでの敗北を“モチベーション”に変えてコマンダース戦に挑むライオンズ

2025年11月07日(金) 11:25

デトロイト・ライオンズのジャレッド・ゴフ【AP Photo/Ryan Sun】

デトロイト・ライオンズは2024年レギュラーシーズンを15勝2敗と素晴らしい成績で終えたにもかかわらず、ディビジョナルラウンドでその努力は水泡に帰し、ワシントン・コマンダースに45対31で敗れた。現地9日(日)、ライオンズはワシントンD.C.へ赴き、雪辱を果たす機会を得る。

クオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフはプレーオフで敗れたチームにリベンジを果たすことはモチベーションの1つにはなっているが、シーズン第9週にホームで敗れたミネソタ・バイキングス戦を経て、再び勝利を取り戻すことの方が重要だと語った。

『ESPN』によると、ゴフは水曜日に「確かにその要素はある。間違いなくね。でもそれ以上に、連敗を避けて勝利を手にしたいと思っている」とコメントしたという。

「もちろん、そのことも頭にはあるけど、あれはもう9試合前のことだ。だから、今年の勝利を目指しているし、必要に応じてモチベーションの足しにするかもしれない、という感じだ」

ライオンズは直近12回の敗戦後の試合でいずれも勝利を収めてきた。これは過去15年間でチームが記録した最長記録と並ぶものだ。

ライオンズにとって最大の懸念点は、一貫性に欠けるオフェンスだ。オフェンシブラインが負傷者の続出や不調に悩まされる中、直近の3試合(敗れたカンザスシティ・チーフス戦、勝利したタンパベイ・バッカニアーズ戦、敗れたバイキングス戦)でいずれも25点未満にとどまっている。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、ライオンズが3試合連続で25点未満にとどまったのは2021年以来のことだという。

ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルは「私はただ自分たちのスタイルで60分間プレーする姿が見たいと思っている」と述べ、次のように続けた。

「きちん配置につき、緊迫感や激しさ、集中力を発揮するところを見たい。そして、オフェンスもディフェンスも、最後までやり切ってほしい」

「プレーメーカーには、スキームやシステムに沿ってプレーを決めてもらいたい。コーチ陣は高いレベルで指導してほしい。私はチャンピオンシップレベルでプレーし、指導することを求めているのだ。そして何より、先週よりはるかに良いプレーを披露したいと思っている」

シーズン第9週に肘を負傷したクオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズが欠場する見込みであるため、リマッチの魅力はやや損なわれてしまったが、キャンベルHCがプレーオフでの敗戦を糧に選手たちの準備を整えることは間違いない。

ディフェンシブエンド(DE)エイダン・ハッチンソンは「ダンがそれをモチベーションにしているのは分かっているし、俺たちもそう捉えている」と語り、「とはいえやっぱり、もう別のシーズンだし、目の前の課題も理解している。だから、俺たちはできる限りの準備をして、持っている力をすべて注ぎ込むだけだ」とつけ加えた。

【RA】