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FAのWRディッグスの暴行容疑をめぐる裁判が開廷、双方の主張は相反

2026年05月05日(火) 12:06

ステフォン・ディッグス【AP Photo/Julio Cortez】

フリーエージェント(FA)のワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスが起こしたとされている暴行事件の公判が現地4日(月)に始まり、検察側はディッグスが専属シェフを平手打ちし、ヘッドロックをかけたとされる経緯を説明した。一方、ディッグスの弁護士は引き続き無罪を主張し、そのような暴力沙汰は起きていないと強調している。

4度のプロボウル選出経歴を持つディッグスは、12月の事件に起因する重罪の首絞め行為および軽罪の暴行・傷害容疑について、2月に無罪を主張した。月曜日には陪審員が選出され、審理に関する指示を受けている。

32歳のディッグスはボストン郊外のデッダムにあるノーフォーク郡地方裁判所に到着した際、報道陣の取材に応じなかった。

ノーフォーク郡の地方検事補ドリュー・バーチューは、シェフのミラ・アダムスが証言で、ディッグスが彼女の寝室に入り込み、平手打ちをし、呼吸が困難になるほどのヘッドロックをかけた上でベッドに投げつけた経緯を語る予定だと述べている。

バーチューは冒頭陳述で陪審員に「12月2日に何が起きたのかを判断するのがあなた方の役目だ」と語った。

弁護士のアンドリュー・ケトルウェルはディッグスに非はなく、シェフを攻撃した事実もないと主張。また、襲撃があったとされる時刻に家の中にいた者は誰も異常な事態を目撃したり耳にしたりしておらず、攻撃を裏付ける証拠もないと述べている。襲撃を裏付ける医療記録や写真、動画も一切存在しない。

「検察側が冒頭陳述で述べたような暴行は一切起きていない。そのようなことは起きていない」とケトルウェルは述べた。

一方でケトルウェルは、アダムスがマイアミへの1週間にわたる遠征に自身が同行しない予定になっていることを12月2日に知り、ディッグスの関係者との間でくすぶっていた対立が表面化したと説明している。ケトルウェルはアダムスが警察に通報した後の数週間で金銭の要求を強めたとも主張しており、陪審員にディッグスが裕福なフットボール選手であるという事実に惑わされないよう求めた。

「この国の他のどんな人とも同じように、貧富を問わず、ディッグス氏は無実の人間としてここに座っている。アスリートや富などに関してあなたたちが抱いている先入観や感情はすべて脇に置き、陪審員として今宣誓したことを妨げられないようにしなければならない」とケトルウェルは述べた。

アダムスは昼食休憩に入る前、短時間だけ証言台に立った。

裁判記録によると、アダムスは警察に対し、ディッグスとの間で仕事に対する未払い金を巡って口論になったと明かしたという。マサチューセッツ州デッダムにあるディッグスの自宅で12月2日に起きた出来事について、アダムスはディッグスに“顔を平手打ち”された後に“肘を首に回して首を絞めようと”され、結果として呼吸が苦しくなったと説明。アダムスは息苦しさを感じ、意識を失う可能性もあったと警察に伝えている。

ディグスの弁護士は本人が“これらの疑惑を断固として否定している”とし、それらは根拠がなく、金銭的な争いに起因する問題だと主張。ディッグスは2月、法廷の外で報道陣の取材に応じなかった。

昨年、ディッグスはペイトリオッツと3年6,900万ドル(約108億4,742万円)の契約を結び、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区制覇を果たしたシーズンにクオーターバック(QB)ドレイク・メイの主要ターゲットとして活躍。2015年ドラフトでミネソタ・バイキングスから指名されたディッグスは、バッファロー・ビルズで数シーズンプレーした後、2024年にヒューストン・テキサンズに所属し、昨年にペイトリオッツに移籍した。

ディッグスはペイトリオッツの一員として1,000ヤード超えを達成。これはキャリア7度目の1,000ヤード超えとなり、2024年にシーズン終了につながる膝のケガに見舞われたことでテキサンズでの在籍が1シーズンにとどまったディッグスにとって、キャリアの再生を果たす一助となった。

ペイトリオッツで過ごした唯一のシーズンに、レシーブ数(85回)とレシーブヤード(1,013ヤード)でチームトップに立ち、4回のタッチダウンを記録したものの、ディッグス3月にチームから放出された。ディッグスはソーシャルメディアに別れのメッセージを投稿し、ペイトリオッツへの感謝を述べたうえで“俺たちはずっと家族だ”とつづっている。

ディッグスはまだどのチームとも契約していない。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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