ニュース

カウボーイズのレジェンドであるエミット・スミスが「静かなオフシーズン」を称賛

2026年05月27日(水) 11:07

【NFL】

フランチャイズタグ契約の締結と、キッカー(K)との歴史的な契約を済ませたことで、ダラス・カウボーイズのフロントオフィスはこの時期としては異例の静けさに包まれている。

契約交渉の行き詰まりやオフシーズン特有の騒動にいつも悩まされているチームが例年より静かな春を過ごしていることを、チーム史上――そしてNFL史上――屈指の偉大な選手は好ましい展開だと見ているようだ。

キャリア通算ランヤードでNFLトップに立つ元ランニングバック(RB)エミット・スミスは今春、『USA Today Sports(USAトゥデイ・スポーツ)』に「より重要な兆候は、ゆっくり静かなオフシーズンになっていることだと思う――それこそが本来あるべき姿だ」と述べ、こう続けた。

「(ワイドレシーバー/WR)ジョージ・ピケンズの問題が片付いた今、静けさは重要だ。なぜなら、それは焦点が本来あるべき場所――つまりフィールドに当てられていることを示しているからだ」

スミスが在籍していた1995年シーズンにピッツバーグ・スティーラーズを下して優勝して以来、スーパーボウル出場を果たしていない上に、昨季を7勝10敗で終えたカウボーイズにとって、フィールド上のプレーに集中するのが悪いことだとは到底言えない。

それ以来、カウボーイズはディビジョナルラウンドを突破できておらず、ポストシーズンでの栄光よりもオフシーズンの騒動の方がはるかに目立つようになっている。

近年では、スターWRシーディー・ラムの契約延長をめぐる騒動が8月下旬まで続いた。これは、2024年のオフシーズンを通じて大きな話題となり、ネガティブな印象を残すことにつながった。

クオーターバック(QB)ダック・プレスコットが最新の契約延長にサインしたのは、ラムが契約を結んでから数週間後、2024年シーズン初戦当日の朝になってからだった。

2025年のオフシーズンはおそらく最悪の例となり、今世代屈指のパスラッシャーであるディフェンシブエンド(DE)マイカ・パーソンズは新たな契約条件に合意できないまま、険悪なオフシーズンと夏を過ごした後にグリーンベイ・パッカーズへトレードされた。

だからこそ今年は例年と異なる展開になったのだろう。しかし、最初からその兆しがあったわけではない。

Kブランドン・オーブリーは最終的に契約延長にサインしたが、交渉段階ではまさにカウボーイズならではの問題として注目を集めていた。

より大きな注目を集めていたのはピケンズをどのようにして引きとめるかという点で、カウボーイズはピケンズにフランチャイズタグを使用した。長期契約延長の交渉には取り組まないと言われていたにもかかわらず、ピケンズはこの契約にサインしている。

今のところ順調だ――それは例年の様相とは異なる。

かつてオーナーのジェリー・ジョーンズが率いるカウボーイズからより多くの報酬を得るためにシーズンが開幕してもホールドアウトを続けていたスミスは、新鮮な状況だと捉えている。

スミスは「“ああいうドラマは不要だ”ということをみんなに知ってもらうことが重要だ。うちはああいう騒動に振り回されるような組織ではないはずだし、そのようなものは必要ない」とコメント。

「時には騒動から一歩引かなければならない。そして、今はまさにそういう時だ。なぜなら31年間、自分たちが望む結果を得られていないからだ。必要のないドラマを起こす理由なんてない。わざわざ作り出す必要はないんだ」

もちろん、まだ6月にすらなっていない。9月のシーズン開幕まで、劇的な展開となる時間は十分にある。しかし、カウボーイズで3度のスーパーボウル制覇を経験したスミスは、これまで見てきたもの――より正確には、見ていないもの――に満足しているようだ。

【RA】