最高裁、ブライアン・フローレスがNFLを相手取った差別訴訟への介入を見送り
2026年05月28日(木) 09:07
最高裁判所が現地26日(火)、かつてマイアミ・ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)を務めていたブライアン・フローレスがNFLに対して起こした差別訴訟への介入を拒否し、同訴訟が裁判に進むことを認めた。
判事たちは、ニューヨークの公開法廷ではなくNFLの仲裁手続きを通じて本件を扱うよう求めていたリーグ側の上訴を退けた。ブレット・カバノー判事は本件を審理しないという決定に対し、反対意見を述べている。
黒人のフローレスは2022年2月にリーグと3つのチームを提訴し、黒人コーチの採用に関する慣行についてリーグには“人種差別がはびこっている”と主張。その後、この訴訟には同じく黒人コーチであるスティーブ・ウィルクスとレイ・ホートンも加わった。
訴訟を起こす前にドルフィンズから解雇されたフローレスは現在、ミネソタ・バイキングスの守備コーディネーター(DC)を務めている。
NFLはフローレスが司法手続きではなく仲裁手続きを通じて本件を進めるべきだと主張していたが、下級裁判所は原告側の主張を支持してきた。リーグ側は、下級裁判所の判決を維持することを認めた最高裁の決定を尊重すると述べた一方で、「本件が進行する中で全面的に自己防衛する準備はできている」としている。
原告側の弁護士であるデビッド・ゴットリーブとダグラス・ウィグドールは、今回の決定を歓迎していると述べた。2人は声明で「NFLは、差別的扱いを受けたというリーグおよびそのチームに対する主張について、コミッショナーが仲裁人を務めることはできないという事実を受け入れなければならない。われわれはこれらの申し立てについて法廷で争うことを楽しみにしている」とつづっている。
フローレスは3年間で24勝25敗の成績を残すも、プレーオフ進出を果たせなかったことを受けて解雇された。ドルフィンズはフローレス解任前に2シーズン連続で勝ち越しを果たしていた。
2019年にデンバー・ブロンコス、2022年にニューヨーク・ジャイアンツおよびヒューストン・テキサンズとの面談を受けたフローレスは、NFLに加えてこの3チームも提訴している。
昨年12月にニューヨーク・ジェッツの守備コーディネーターを解任されたウィルクスは、2018年にアリゾナ・カーディナルスが自身を“橋渡し役のコーチ”として採用したと主張し、訴訟に加わった。カーディナルスは別のコーチを解任した後にウィルクスを暫定ヘッドコーチに昇格させたものの、その後、フルタイムのヘッドコーチに起用することはなかった。ウィルクスはカーディナルスが現実的な出世の機会を与えてくれなかったと主張している。
一方、2019年を最後にNFLでの指導から離れているホートンは、2016年に受けたテネシー・タイタンズのヘッドコーチ職の面談が実質的なものではなかったと主張している。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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