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QBシンプソン加入後も一貫した姿勢を保つラムズQBスタッフォード

2026年05月29日(金) 09:02

ロサンゼルス・ラムズのマシュー・スタッフォード【Michael Owens via AP】

ロサンゼルス・ラムズのクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードは今年2月、4人の娘を伴ってAP通信NFL最優秀選手賞の授賞式に臨んだ後、ラムズで現役を続行する意思を表明した。

その2カ月後、ラムズは2026年NFLドラフト1巡目の全体13位でアラバマ大学出身のQBタイ・シンプソンを指名し、スーパーボウルを狙うための補強ではなく、スタッフォードの後継者となる選手の獲得に動いたことで世界を驚かせた。

38歳のスタッフォードからすると、シンプソンの加入によって大きな可能性を秘めた今シーズンへの取り組み方が変わるわけではない。

現地28日(木)、現MVPとしてラムズとの契約延長に合意して以来、初めて報道陣の取材に応じたスタッフォードは「俺の仕事は、何よりもまず、自分自身とチームをできる限り最高の状態で試合に臨めるよう準備することだと思う」と語った。

「彼がチームの一員であることは間違いない。俺たちは同じポジションでプレーしているという点で、特別な関係にある。俺には豊富な経験があるが、彼は今まさにNFL選手としてのキャリアをスタートさせたばかりだ。だからね、彼は俺だけじゃなくて、他の選手たちのプレーも見ることになるはずだ。そうだろう?」

シンプソンの指名直後、ラムズは少し複雑な状況に陥った。ドラフト後の記者会見でのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイの身振りや口調から、チーム内が必ずしも順調ではないのではないかという見方が広がったのだ。

マクベイHCとジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードは早々に、全員が足並みをそろえていること、そしてスタッフォードには事前にこの指名について伝えていたことを明らかにした。

やり取りの詳細については明かさなかったものの、それに対して感謝の意を示したスタッフォードは、17シーズンを経てこのスポーツのビジネス的な側面を理解していると強調した。

「会話の内容についてはあまり触れないでおく」とコメントしたスタッフォードはこう続けている。

「ああいうことについて話してくれたことには感謝している。俺たちは常に対話を続けていて、素晴らしい関係にある。だから、そこには感謝している。チームの考えも理解している。いいか、俺はもう25歳じゃないし、そういう部分を理解している。つまり、俺たちは今この瞬間のためにも、将来のためにも、できる限り最高のフットボールチームになるために全力を尽くしている」

将来という点では、シンプソンは、自分が成長するための最良の環境にいると確信しており、スタッフォードを含め、学びを授けてくれる才能豊かなベテラン選手たちに感謝していると公言している。

スタッフォードもそれに異論はないようだ。

「彼はよく質問をしてくるタイプだ。俺はできる限り正直に、そして丁寧に答えるよう心がけている」とスタッフォードは話している。

「賢い子だ。才能があるのは明らかだ。高順位で指名されたんだからね。チームに優秀な選手が加わるのはうれしいことだし、彼もその1人だ。でも、俺の仕事はフィールドに出て、自分自身とチームをできる限り最高の状態で試合に臨めるようにすることだ」

2009年NFLドラフトでデトロイト・ライオンズから全体1位で指名されたスタッフォードは、年を重ね、ひげに白髪が目立つようになってきた(4人の父親であることがその原因かもしれない)が、プロとして最高のシーズンを終えたばかりだ。

スタッフォードはパスヤード(4,707ヤード)で初めてNFL首位に立ったほか、タッチダウン数(46回)でもリーグトップに輝いた。そうしてすぐに復帰の決断を下したスタッフォードは、契約問題が解決したことにも満足している一方で、2026年シーズン終了後は何も保証されていないと認めている。

「プレーすると決めた場合、次の年のことが片付いているのはありがたい。まあ、チームがまだ俺を必要としてくれるならね」とスタッフォードはコメント。

「でも、とにかくそれが片付いてほっとしている。とにかくそういうことは考えずにプレーしたいからね。だから、早いうちに決まって本当に良かった」

スタッフォードの1年契約延長は、実質的に2027年3月に両者が関係を継続するかどうかを判断するためのものとなっている。しかし、スタッフォードにとってそれはまだ先の話だ。

「健康でいられれば、まあすでに言ったように、これは家族で決めることだし、365日後にどうなっているか、今ここで断言することはできない」と語ったスタッフォードは次のように続けている。

「もし分かるなら教えてほしい。でもこれは、自分ができる限り長くプレーできるように最善を尽くし、どんなシーズンになるにせよ、その前に家族と同じ方向を向いていることを確認する、という話なんだ」

【RA】