DEヘンドリックソンの適応力を絶賛するレイブンズHCミンター、「非常に満足している」
2026年05月29日(金) 12:06
2026年、ジェシー・ミンターはボルティモア・レイブンズで、新人ヘッドコーチ(HC)として全く新しい状況に直面している。
今のところミンターは現状に満足しており、レイブンズで共に最初のシーズンを迎える主力ベテラン勢が担う役割に、絶大な信頼を寄せている様子だ。先週、ミンターはランニングバック(RB)デリック・ヘンリーが新しいスタッフに馴染もうと、どん欲に情報を吸収する姿勢に深い感銘を受けたと熱弁を振るった。そして今週、ミンターが熱視線を向けたのは、新加入のディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンだった。
現地27日(水)、ミンターは「彼の仕事の進め方そのものだ。先週はデリック(ヘンリー)の話をしたが、トレイもある意味で非常によく似ている」と説明した。
「新しい環境、新しいディフェンス、そして新しい用語体系の中で、彼は学び方や何を知るべきかを理解し、さらに周囲の動きまで把握しようとしている。そのプロセスは、見ていて実に頼もしい」
「彼はエッジラッシャー陣の中でも素晴らしいリーダーシップを発揮している。若手たちの成長にも一役買っている。練習の最後には第3ダウンの局面を想定したメニューを多くこなしたが、そういう場面こそ彼の出番だ。われわれの守備陣がそのような状況で守りを固めるために、彼はここにいるんだ」
2025年のレイブンズには、ディフェンスの要となるクローザーが明らかに欠けていた。重要な局面では、セーフティ(S)カイル・ハミルトンの離れ技によって窮地を脱することに頼りすぎていた。2026年もハミルトンは健在だ。そして、ヘンドリックソンがシンシナティ・ベンガルズを去り、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区のライバルであるレイブンズへ移籍する決断を下したことで、ハミルトンは共に戦う仲間を得た。
ヘンドリックソン対策に頭を悩ませる必要がなくなった今、ミンターはこのベテランを全ての対戦相手にぶつけるのが楽しみでならないようだ。
「彼は極めて洗練された、テクニカルなラッシャーだ。とにかく手の使い方が上手い」と、ミンターはヘンドリックソンについて語った。
「しなやかさも抜群だ。スナップカウントを見極める能力も高く、相手タックルのセットの仕方に合わせて、攻め方を変える術も熟知している」
「だが何より、彼のプレーに対する姿勢そのものが素晴らしい。どのプレーでも全力を尽くしている。これまで経験のなかった新しいテクニックやラン守備への対応も習得してみせた。これまでのところ、トレイには非常に満足している。彼がわれわれの側にいてくれることにワクワクしている」
2025年のレイブンズは守備の決定力を欠いたことで、ジョン・ハーボー元HCが解任され、プレーオフ進出を逃している。新人HCであるミンターの立場を考慮したとしても、2026年のチームに妥協の二文字はない。勝負の時は今なのだ。通算85.5回のサックを誇るヘンドリックソンを迎え入れた事実が、その覚悟を何よりも物語っている。
ここまでのところ、ミンターはこの挑戦を前向きに受け止めている。NFLで勝ち続けることの難しさは百も承知だが、ディフェンスの要としてヘンドリックソンを擁している今、指揮官として勝利への手応えを十分に感じている。
【R】



































