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QBマレーの加入で先発争いに挑む中、「上昇」を目指すバイキングスQBマッカーシー

2026年05月29日(金) 12:17

ミネソタ・バイキングスのJ.J.マッカーシー【AP Photo/Abbie Parr】

ミネソタ・バイキングスに加入したクオーターバック(QB)カイラー・マレーは、そのスキルと豊富な経験によって今季の先発の有力候補になっている。コーチングスタッフがJ.J.マッカーシーと先発争いをさせると宣言していたとしても、その評価は変わらない。

マレーが再建中のアリゾナ・カーディナルスから放出され、戦力強化に意欲的なバイキングスと契約して以来、初めて公の場で発言したマッカーシーは、状況を理解している様子を見せたものの、必ずしもそれを好意的に受け止めているわけではないようだ。

現地27日(水)、マッカーシーは報道陣に公開された最初のオフシーズン練習後に「組織は層の厚さと質を向上させられると感じた判断を下した」とコメント。

「俺が考えているのは、昨シーズン――特にシーズン終盤――に築いた上昇軌道に乗ったまま、毎日、最高の自分であり続けることだけだ」

バイキングスがマレーを獲得したことに失望したかと直接的に尋ねられたマッカーシーは「それなら雨が降っても失望することになる。自分の力ではどうにもならないことだ。結局のところ、このチームにとって最高のクオーターバックになるためにできることに集中するしかない」と答えている。

マッカーシーは関係が始まったばかりのマレーとの間に気まずさはないと明かしたが、その簡潔な回答から温かい雰囲気は感じられなかった。

「教室にいる2人、みたいな感じ。彼が片側に座って、俺がもう片側に座る。そして、俺たちに教えて指導するのはコーチの責任だ」とマッカーシーは話している。

一方のマレーは、チーム内での関係性についてためらうことなく前向きに語った。それは、キャリア8年目を迎え、輝かしいシーズンも経験してきたマレーにとっては間違いなく容易なことだろう。マレーは87試合に先発してきた自身の意見に対し、マッカーシーが“非常に”積極的に耳を傾けてくれていると明かしている。

「俺たちはどちらもコンペティターだ。2人ともチームにとって最善の結果を望んでいることは分かっている。彼はいつもコミュニケーションを取ったり、質問をしたりしてくれる。だから、良い関係だと思う」

マレーは先発争いに関する議論を巧みに避けてきた。バイキングスが提供するあらゆる要素――トップクラスの施設からクオーターバックに理解のあるヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネル、スターワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンに至るまで――があったとしても、自分が先発になれると思っていなければ最低年俸の1年契約でバイキングスへの加入を選ぶことはなかっただろう。先発の座が内々に約束されていたかどうかは大きな問題ではない。

「自信が揺らぐことはない。自分についてはそう感じている」とコメントしたマレーは「日々何が起きようとも、翌日にはここに出てきて全力を尽くすと分かっている」と続けた。

マッカーシーは、ケガの影響で波乱に満ちたシーズンに不安定なパフォーマンスに悩まされた後、投球フォームに変更を加えたのかという質問に答えるのを避けてきた。とはいえ、マッカーシーはオフシーズンが始まってから、ジェファーソンと共にフィールドでの練習に多くの時間を費やしている。

「各コンセプトや各ルートに合わせて、タイミングやリズムの合ったパスを組み立てていくだけだ。彼と毎日一緒にいられるのは本当に素晴らしいことだ」とマッカーシーは語った。

先月、バイキングスの選手たちが正式なオフシーズントレーニングプログラムを開始するために集合した際、ジェファーソンはマレーの加入に対する期待感と、マッカーシーが成長する見通しについて、報道陣に率直に語った。

オールプロに2度選出された経歴を持つキャリア7年目のジェファーソンは「あのポジションに優秀な選手を迎え入れ、ちょっとした刺激を与えるのは良いことだし、彼らが集中し、チームから期待されることをする、つまりチームをけん引する選手になるために競争心を発揮するところを見られるのも良いことだ」と話している。

「あのポジションには素晴らしい選手がそろっている。J.J.にはその刺激を生かしてもらい、アリゾナから来たカイラーにはその勢いを維持してもらいたい」

マレーが今季に先発の座を勝ち取れば、その機動力によってジェファーソンはフィールドの奥でより広いスペースを得られるはずだ。

「彼のスピード、クイックネス、そして長年にわたって何度も見せてきた腕力については間違いなく楽しみにしている」とジェファーソンは語った。

「J.J.に関して言えば、ああいう能力と才能を持った選手が加わった以上、もう少しレベルアップしなきゃいけない。そういうプレッシャーを感じつつ、もう少し集中して“今やらなければ、また控えに回される”と自分に言い聞かせるのは彼にとって良いことだ」


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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