スウェルのLTへの移行は「スムーズに」進むと見込むライオンズHCキャンベル
2026年06月02日(火) 15:38
デトロイト・ライオンズは今オフシーズン、オールプロ選出経歴を持つライトタックル(RT)ペネイ・スウェルを左サイドに移し、オフェンシブタックル(OT)テイラー・デッカーの後任とすることを軸にオフェンシブラインを大幅に刷新した。
まだプロセスの初期段階であり、オフシーズンワークアウトではコンタクトドリルも行われていないが、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルはこの移行がスムーズに進むと自信を示している。
現地5月29日(金)、キャンベルHCは「良い感じだ。彼はあっちにいる。実は、私が指示を出した後、彼はチームとしてオフシーズンを迎える前からすでに取り組んでいた」と明かし、こう続けている。
「だから、彼にとっては自転車に乗るようなものなんだろう。学ぶべきことはあるか? もちろんあるだろう。だが、彼には左サイドでプレーした経験がある。筋肉が覚えているはずだ。大学では何度も左でプレーしていたし、うちでも2021年シーズン序盤の数試合でやっていた。それに、ここ5年間でも左で練習を重ねてきたから、問題なく移行できるはずだ。スムーズにいくだろう。スウェルは何でもできる」
スウェルはデッカーの負傷を受けてルーキーシーズン最初の8試合でレフトタックル(LT)して先発。右サイドへ移ってからは、フットボール界屈指のラインマンとして地位を確立した。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、スウェルはキャリア通算683スナップを左サイドでプレーしており、そのうち536スナップはルーキーシーズンに記録したものだという。
オフェンシブラインでのポジション変更は、一部の人が考えているほど簡単なものではないが、ライオンズはスウェルの才能と過去の経験を踏まえ、この変更によってオールプロ選手がオフェンスにもたらす影響力が損なわれることはないと自信を持っている。
「彼の才能は言うまでもないが、それに加えて目に見えない資質もすべて備えている。だからこそ彼は稀有な存在なんだ」とキャンベルHCは語った。
「彼はあらゆるスキルを持ち、目に見えない資質もすべて備えている。それに、本当に懸命に取り組んでいる。だからこそ彼は万能で、いくつものポジションをこなせるんだ。私たちが求めれば、ガード(G)としてもプレーできると思う。すでに言ったように、必要な場面でタイトエンド(TE)としてプレーすることだってできるだろう。重要なのは、彼に負担をかけすぎないことだ。彼はチームが求めることを何でもやる。チームプレーヤーだからね」
ライオンズがドラフト1巡目でOTブレイク・ミラーを指名したことで、スウェルの左サイドへの移行は確定した。フリーエージェント(FA)のセンター(C)ケイド・メイズの加入は、問題を抱えていたオフェンシブライン中央の安定化につながるはずだ。ガードのポジションは2024年ドラフト6巡目指名を受けたクリスチャン・マホガニーと、2025年ドラフト2巡目指名を受けたテイト・ラトリッジが担っている。両者とも浮き沈みのあるシーズンを終えたばかりだが、より良いサポートを受けることで2026年に飛躍を遂げることが期待されている。
オフェンシブラインが昨季より良くなるという自信があるかと尋ねられたキャンベルHCは「今のメンバーを気に入っている。まだ始まったばかりだが、ケイドは本当に優秀な選手に見える」と答えた。
「大柄で、体の作りもいいし、動きもなかなかいい。あとはチームの用語やMIKEのポイントといった部分を身につけてもらうだけだ。ケイドのことは気に入っているし、チームにぴったりの選手だ。本当にぴったりだ。同じことはラリー・ボロムにも言える。スウェルを左に移すことについては、若手選手に求めたいものを考えると、オフシーズンの6週目という時期を踏まえて言えば、ラトリッジの成長ぶりに満足している。本当に良い感じだ。多くを学んで成長し、得たものを生かしている選手だと感じるし、それは良いことだ。とはいえ、中ではかなり競争が繰り広げられている」
ライオンズのオフェンスが昨季の不振から脱却して立て直すためには、オフェンシブラインのパフォーマンス向上がカギとなるだろう。
【RA】



































