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SB制覇への「切迫感」を抱きつつ「歴代屈指の選手」への仲間入りを目指すラムズDEギャレット

2026年06月03日(水) 15:13

ロサンゼルス・ラムズのレス・スニードとマイルズ・ギャレットとショーン・マクベイ【AP Photo/Kyusung Gong】

ディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットの新たな章が現地2日(火)、カリフォルニア州ウッドランドヒルズで幕を開けた。月曜日に成立した衝撃的なトレードで西海岸へ渡ったギャレットにとっては、ここが当面の間、新たなフットボールの拠点となる。

ギャレットはラムズでのチャンスを認識しているが、スーパーボウルリング獲得を目指す機会があるからといって自分自身を見失うつもりはない。結局のところ、ギャレットはディフェンス部門年間最優秀選手賞(DPOY)を2度受賞した経歴を持ち、多くの人からフットボール界最高のエッジラッシャーと評され、プロフットボールの殿堂入りを確実視されている選手だ。

ギャレットは入団記者会見で「NFLに足を踏み入れて以来、それがずっと自分の役割だった」とコメント。

「だから、俺からすると何も変わらない。何か別の存在になろうとか、違う自分になろうというプレッシャーは一切感じていない。自分らしくあり続け、毎日仕事に励み、リーダーとしての役割を果たしていれば、成功はついてくるものだ」

ギャレットはかねてより模範を示して先導するタイプの選手であり、その実績はプロボウル選出7回、オールプロのファーストチーム選出5回と輝かしいものだ。ギャレットはキャリア通算で125.5回のサックを記録し、1シーズンあたりのサック数(23回)でNFL史上最多記録を樹立している。

その実績こそ、ラムズが2027年ドラフト1巡目指名権を含む3つのドラフト指名権だけでなく、2024年ドラフト1巡目で指名したラインバッカー(LB)ジャレッド・ヴァースも手放すことをいとわなかった理由だ。2024年にディフェンス部門年間最優秀新人賞を受賞したヴァースは、世代を代表する偉大な選手の1人になる勢いで活躍している。

すべては、2021年シーズンと同様に本拠地のSoFiスタジアムでスーパーボウル制覇を果たすという目標を達成するためだ。当時、優勝に全力を注いでいたジェネラルマネジャー(GM)レス・スニードは将来を犠牲にしてでもスター選手(ボン・ミラーやオデル・ベッカム、アレン・ロビンソン)をかき集め、スーパーボウルリングを追い求めた。

当時のラムズは将来の殿堂入りが確実視されているアーロン・ドナルドを守備陣の要として優勝を果たした。今回はギャレットがその役割を担うことになる。

30歳のギャレットは「ここでも、歴代屈指の選手たちに名を連ね、自分の地位を確固たるものにできると思っている」と語り、こう続けた。

「まだまだ素晴らしいシーズンを送れると思っているし、ロサンゼルスというフットボールの街としてだけじゃなく、個人としてもDPOY受賞やスーパーボウル制覇といった栄誉を手にしてレガシーを確固たるものにできると思っている。そういう思いが頭から離れないし、それを今すぐにでも成し遂げなきゃいけないという強い切迫感を抱いている」

幸いにも、ギャレットが抱いている切迫感はスニードGMやショーン・マクベイHC(ヘッドコーチ)のそれと一致している。昨シーズン、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでシアトル・シーホークスに4点差で敗れ、スーパーボウル進出をあと一歩のところで逃した彼らは、2026年に必ずやその舞台に立つべく、これまで以上に意欲を燃やしている。ギャレットの獲得はまさにその決意の表れだ。スニードGMの懸念をよそにノートレード条項の放棄に合意し、ラムズへの加入を決めたギャレットも、そのメッセージを喜んで受け入れた。

「最初から、常に勝つことだけを考えていた。結局のところ、すべてはタイミングの問題だ」とギャレットは話している。

「今、勝者になるということは現実的にどういうことか? そして、すぐにそれを実現できるチャンスが巡ってきた。それは見逃すにはあまりにも惜しい機会だった。クリーブランドの街やコミュニティ、選手たち、それ以外のあらゆるものに愛情を抱いている。でも、ここに来てこのチームに即座に大きな影響を与えられる機会は、どうしてもつかまなければならないものだった」

過去2シーズンでわずか8勝しか挙げていないブラウンズに所属していたギャレットは、今すぐ勝利を狙えるチームに加わっている。スニードGMとマクベイHCは最大の弱点となっていたセカンダリーを補強するため、カンザスシティ・チーフスとのトレードでコーナーバック(CB)トレント・マクダフィーを獲得し、契約延長を実現させた。さらに、マクダフィーとチーフス時代を共にしたCBジェイレン・ワトソンとも契約。バックエンドを補強した後、最大の目玉であるギャレットを獲得した。

その守備陣と、序盤から頻繁に得点を重ねることができる爆発的な攻撃力を組み合わせれば、ギャレットはブラウンズでの過去2シーズンよりも多く相手クオーターバックを追い詰める機会を得るだろう。昨季にNFL史上最多となる23回のサックを記録したばかりのギャレットは、ラムズが優勝を目指す中で、再び歴史的な記録を残すさらに大きなチャンスが巡ってくるかもしれないと考えている。

「まあ、それも決断の一因にはなった」と明かしたギャレットは次のようにつけ加えた。

「自分には試合終盤に思い切り突き進む力があると分かっている。単にプレーを決める必要があるからじゃない。こっちがリードしていて、相手がパスを投げるのが明らかな状況だからだ。そうやって試合の流れを変えるようなプレーをすれば、チームを勝利に導ける。俺にとってはそういう部分が魅力的だし、ディフェンシブラインの選手ならみんなそうだと思う。本当に楽しみにしている部分だ」

さて、今度はギャレットがラムズのユニフォームを身にまとい、その考えを実行に移す番だ。

「構想上は確かに素晴らしい状況に見える。でも、俺たちはフィールドに出て努力をしなければならない」とギャレットは強調している。

「すべてはフィールドやクラスルームから始まる。1日たりとも当たり前だとは思わないし、勝敗予想や優勝候補のことは一切考えないつもりだ」

「俺たちは1日ごと、1試合ごとに勝っていく」

【RA】