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ブラウンズからの退団について語る元DCシュワルツ、「無理やり組まれた関係はうまくいかない」

2026年06月04日(木) 12:38

ジム・シュワルツ【NFL】

クリーブランド・ブラウンズがトッド・モンケンをヘッドコーチ(HC)として選び、自身の採用が見送られたことを受け、守備コーディネーター(DC)を務めていたジム・シュワルツはチームに残る機会を辞退した。

数カ月の沈黙を経て、シュワルツはライアン・リプケンとの対談で自身の決断について語っている。

「まあ、そういうことだ。私たちが守備面で大きな成功を収めたにもかかわらず、ブラウンズはヘッドコーチを変更した。あれだけの成功を収め、選手の育成もうまくいき、主力選手たちもキャリア最高のシーズンを過ごしたにもかかわらず、私の採用を見送った。それが彼らの決断だった。彼らはオフェンス重視のコーチを望み、トッドを選んだ。それは構わないし、自分たちが望む決断を下せばいい。だが、その結果として私が残り続けるとは思わないでほしい。どのような業界でも、本当に素晴らしい成果をあげて昇進すると思っていたのにそれが見送られたら、そこを去る時が来たということだ」

過去3シーズンにわたってブラウンズの守備コーディネーターを務めたシュワルツは、無理やり引きとめられるような形で残留したくはなかったと強調した。

「トッドは自分で選んだスタッフを持つべきだ。NFLでは、無理やり組まれた関係はうまくいかないものだ」とシュワルツは話している。

「選手たちを統率することや、ロッカールームをまとめるといったことは極めて重要だ。ヘッドコーチの座を逃した後、自分がその仕事をうまくやれるとは感じられなかった。ある意味、厳しい立場に置かれたようなものだ。“この人の言うことを聞いてほしいが、ヘッドコーチにはしたくなかった”と言われたような感じだ」

「そこで、私は辞任を決意し、結果として今年は仕事を離れることになった。だが、どのような業界でも同じだと思う。私たちは良い仕事をしてきた。具体的に数字を挙げると、過去3年間でトップクラスのディフェンスの1つだったのではなく、リーグで最高のディフェンスだった。どんな決断を下すかは彼らの自由だが、私がチームにとどまり、その決定に賛同するのは難しい状況だった。それは私にとってもトッドにとっても良くない形だっただろう。彼にとっては、自分で選んだスタッフを起用し、その人物と共に前進する方が、取り決められた関係のもとで私がチームに残り、私により強く忠誠心を持つ選手が出てくるような状況に直面するよりも良かったはずだ。それはシンプルに悪い状況になりかねないからね。NFLで33年間やってきて、そのような状況を経験したことは一度もない。そういったことすべてが今回の決断につながった」

シュワルツの主張は正しい。特に、ヘッドコーチよりも守備コーディネーターにより強い忠誠心を抱いていた守備選手にとっては、気まずい状況になりかねなかった。そこで疑問となるのは、シュワルツがヘッドコーチに就任していれば、マイルズ・ギャレットはブラウンズ残留を望んだのかという点だ。とはいえ、ギャレットのトレードで多くの見返りを得ることが、現時点のブラウンズにとって正しい判断だったという事実は変わらない。

ブラウンズはシュワルツが他チームでコーディネーターに就任する道を阻むことができるため、60歳のシュワルツは1シーズン仕事から離れることになった。しかし、シュワルツが現在の状況に対して示している率直な態度は、次回の面接で有利に働くだろう。

「動揺したわけではなかった」と明かしたシュワルツは「がっかりしたんだ。動揺したわけでも、怒ったわけでもない。ただ、これまでの経験からうまくいかないだろうと思っただけだ」と続けた。

【RA】