新OCフラリーの下でスキームに「大きな変化はない」とシーホークスQBダーノルド
2026年06月05日(金) 11:17
シアトル・シーホークスがスーパーボウル連覇を目指すにあたり、新攻撃コーディネーター(OC)ブライアン・フラリーのスキームがどのように機能するかという点が最大の不確定要素の1つとなっている。
かつてサンフランシスコ・49ersのアシスタントを務めていたフラリーはOCに就任して以来、前任のクリント・クビアックが採用していた戦術を可能な限り維持する方針だと語ってきた。これまでのところ、フラリーはそれを実現させている。
『ESPN』によると、クオーターバック(QB)サム・ダーノルドは現地3日(水)に「ありがたいことに、それほど大きな変化はない」と明かしたという。
過去7シーズンにわたって49ersでさまざまな役職を担当してきたフラリーの採用にあたり、ヘッドコーチ(HC)マイク・マクドナルドはラスベガス・レイダースのヘッドコーチに就任したクビアックがチームを離れた後も結束力を維持することを目標としていた。ダーノルドは2023年シーズンに49ersでフラリーと共に過ごしている。当時、フラリーはカイル・シャナハンHCの下でタイトエンド(TE)コーチを務めており、クビアックもそのスタッフの一員だった。クビアックとシャナハンの親和性がスムーズな移行を可能にしているのだろう。
「フラリーがサンフランシスコから来たということもあって、多くの部分が同じなんだけど、ところどころにちょっとした違いもある」とダーノルドは話している。
「同じような用語を使いながら、少しだけ違う要素を取り入れられるのは良いことだ」
ダーノルドにとって、新しい攻撃コーディネーターに慣れるのは珍しいことではない。28歳のダーノルドはニューヨーク・ジェッツに在籍していた2019年から2020年の2年間を最後に、同じプレーコーラーとともにシーズン開幕を迎えたことがなく、そのときでさえアダム・ゲイスがシーズン途中でその役割から外されている。
ダーノルドは「(ベン)マカドゥーと一緒にやっていたカロライナ(パンサーズ)時代まで遡ると、サンフランシスコでシャナハンのシステムにちょっとだけ移行した後、サンフランシスコからミネソタ(バイキングス)に移籍したときもほとんど同じようなことをした」と語り、こう続けた。
「ミネソタからここに来たときは、クビアックがいたからシャナハン流の言い回しに戻る形だった。今年もほぼ同じような状況だ。自分だけじゃなく、他の選手たちにとっても、そういう親和性があるのは本当に良いことだ」
ここ数年チームを転々としてきたことで、ダーノルドは物事を素早く吸収する経験を積んできた。幸いなことに、今回の状況がダーノルドにとって最も難しい移行になることはないだろう。ダーノルドはフラリーの性格をクビアックの性格になぞらえ、新たなプレーコーラーが持つ揺るぎない自信について言及した。
「フラリーは素晴らしい」とダーノルドは強調している。
「彼の指揮、存在感、ランプレーやパスプレーの組み込み方、システム全体に対する統率力は信じられないほど素晴らしい。お互いに理解し合い、彼がどういう考えでプレーコールしているかを学び、お互いの感覚をつかんでいくことができているし、今のところとても良い感じだ」
昨季の成功を踏まえ、同様のオフェンスとその原則を導入するのは賢明だと言えよう。スキームそのものは主な懸念点ではない。最大の疑問は、フラリーがこれまで一度もプレーコールを担当したことがないという点にある。新任の攻撃コーディネーターの中には、すぐに要領をつかんで順調に成果を挙げる者もいれば、重圧に耐えきれずにすぐ挫折してしまう者もいる。フラリーがどう対応するかは、9月になってみないと分からない。
【RA】



































