WRアイユークが動画で49ersを挑発、「ビビってるならそう言え」
2026年06月08日(月) 12:08
サンフランシスコ・49ersのワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークは、2024年シーズン第7週を最後に実戦から遠ざかっている。そんな中、2025年12月13日にリザーブ/離脱者リストへ登録されて以来、初めて沈黙を破った。
現地6日(日)、アイユークは『Instagram(インスタグラム)』に約90秒間の動画メッセージを投稿。そこには「ビビってるならそう言えよ!!」とのキャプションが添えられていた。
49ersはアイユークのトレードに応じる姿勢を見せているものの、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチは2026年NFLドラフト終了後の4月に、「近いうちに」放出するつもりはないと明言した。リンチとヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンが1月に明かしたところによれば、アイユークはチーム施設に来なくなり、チーム側とのコミュニケーションも断絶。その結果、双方の関係は完全に崩壊したという。
アイユークは確執の原因を詳しくは語らなかったものの、チームへの辛辣な批判を辞さない長尺のメッセージを残している。
28歳のアイユークは動画の中で次のようにまくし立てた。
「俺たちが相手にしているのは、要するに、自分がボールを持ってきたのにバスケコートで試合のメンバーに選ばれなかったガキと同じだ。“へえ、俺を選ばないんだ。じゃあボールを持って家に帰るわ”ってへそを曲げるようなガキどもさ」
「あるいは、せっかくのおもちゃをまともに扱えないくせに、他の誰かがそれを手に取って楽しく遊び始めると、“おい待て、それは僕のおもちゃだ”と慌てて取り返しにくる子どもと同じだ。まったく、器の小さいガキどもだよ」
「おい、いい加減に現実から逃げるのはやめろ。代償を払う時はすぐそこまで来ている。お前らはビビってるんだ。あいつらは怯えている。それが現実さ。俺が本気を出したらどうなるか分かっているからな。“アイユーク(BA)がああだ、こうだ”とあいつらは騒ぎ立てるだろう。すべては疑惑に過ぎないのにな。だけど、絶対に口にしない言葉がある。それは“アイユークはフットボールが下手だ”というセリフだ。俺の実力を知っているからこそ、あいつらは迫り来るツケから必死に逃げ回っているんだ」
「避けては通れない。その時は必ず来る。逃げるのはやめろ。負け犬みたいに、臆病な猫みたいに縮こまってないで、その代償をきっちり払えよ」
このメッセージが投稿される数日前、カリフォルニア州サンタクララ郡地方検事局は、軽犯罪にあたる交通違反の容疑でアイユークへの逮捕状を発付していた。この逮捕状はスピード誇示運転の容疑で出されたもので、アイユークが12月に投稿した別の動画が発端となっている。その映像には、アイユークが49ersの本拠地であるリーバイス・スタジアム周辺を含むサンタクララ市内の道路を時速100マイル(約161km)以上で暴走する様子が映っていた。
アイユークは12月の動画を投稿した後に謝罪しており、「これからは車関連のコンテンツでスピード違反はしない!」とつづっていた。
裁判所の記録によると、2026年1月30日に受理されたこの交通違反案件は、現在も未解決となっている。
49ersは2020年NFLドラフトの全体25位でアイユークを指名。2020年から2024年までの5シーズンで通算69試合に出場し、レシーブ294回、4,305ヤード、タッチダウン25回を記録した。
2024年にアイユークはトレードを要求し、トレーニングキャンプ中にホールドインを続けた末、4年1億2,000万ドル(約192億3,960万円)の契約延長にサインした。ところがシーズン中にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂。2025年のオフシーズンには、49ersが彼のトレードに応じる姿勢を見せていると報じられた。シャナハンは2025年のシーズン第6週あたりでアイユークが戦線復帰できるとの楽観的な見通しを示していたものの、それが実現することはなかった。12月にチームは彼をリザーブ/離脱者リストに登録し、その約1カ月後、リンチはアイユークが2度と49ersでプレーすることはないと「言っても差し支えない」との見解を示している。
49ersはアイユークに対し、2026年に支払われる予定だった保証額を無効とした。しかし、6月1日より前にトレードが成立していた場合、チームは今シーズンに向けて2,960万ドル(約47億4,576万円)のデッドマネーを計上することになっていた。6月1日以降のトレードであれば、49ersが引き受けるデッドマネーは830万ドル(約13億3,073万円)に抑えられるものの、これまでのところ獲得に名乗りを上げるチームは現れていない。『Over the Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、アイユークを放出した場合、チームはキャップスペースを630万ドル(約10億1,007万円)節約できる一方で、736万ドル(約11億8,002万円)のデッドマネーが発生するという。
49ersは火曜日から必須参加のミニキャンプを開始する予定だったが、前週に行われたチーム合同練習(OTA)に全選手がそろって参加したことを受け、シャナハンはミニキャンプの中止を決定した。
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