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回復に集中するレイダースDEクロスビー、破談になったトレードは「過去のこと」

2026年06月08日(月) 15:09

ラスベガス・レイダースのマックス・クロスビー【AP Photo/John Locher】

クリーブランド・ブラウンズがマイルズ・ギャレットをロサンゼルス・ラムズに送ってNFL界に衝撃を与える以前、他のパスラッシャーの“トレード”がオフシーズンの一定の期間にわたってもっとも大きな話題だった。

マックス・クロスビーがボルティモア・レイブンズに移っていれば、超大型トレードになっていただろう。だが、レイブンズがキャンセルしたことで、この動きはさらに大きな話題となった。クロスビーがラスベガス・レイダースに戻ったことで、リーグは一様に首を傾げる結果となっている。

これが3月初旬の話だ。あれから3カ月、クロスビーはこの騒動にもう区切りをつけている。

クロスビーは『The Associated Press (AP通信)』に「もう過ぎたこと。ずいぶん前のことだ。何が起こっているのか、このリーグではどんなことが起こるのかをたっぷりと学んだよ。逆境もたくさんあるし、予想外のことも多い。でも、そういうことはこれまでの人生で乗り越えてきた。なんてことないさ」と語った。

「俺はここにいるし、ここにいたいと思っているし、ここにいることにワクワクしている。やらなきゃいけないことはたくさんあるしね」

3月にトレードが破談になった後、クロスビーはソーシャルメディアに「レイダースの一員。俺は戻ってきた」と投稿。その際、伝説的なプロレスラーのジ・アンダーテイカーが炎から現れるGIF画像が添えられている。

また、クロスビーはその後ほどなくして自身のポッドキャストである“The Rush(ザ・ラッシュ)”で、白紙に戻ったトレードは人生で最大の“乱高下するジェットコースター”の1つだと表現した。

しかし、報道陣と対面するのは、この週末が初めてだった。クロスビーはレイダースと共に前に進んでいくとの思いをはっきりと述べている。

「この組織に対する俺の愛と感謝は誰もが知っている。それは絶対に変わらない。(トレードは)ビジネスの一部だ。話す必要のないことは他にもたくさんあるけれど、結局、俺はまさに自分のいたい場所にいる」

2025年に3勝14敗に終わったレイダースで戦い抜きたいとの本人の希望にもかかわらず、クロスビーは故障者リザーブリストに置かれ、ラスト2試合を欠場した。

1月には半月板断裂の治療のために手術を受けている。

レイダースで7シーズンを過ごし、サック69.5回(チーム歴代3位)をマークした5度のプロボウラーであるクロスビーは、3月にレイブンズへトレードされることが決まった。その見返りとして、レイダースは1巡目指名権を2つ受け取ることになっていた。

最終的に、クロスビーの負傷への懸念が、レイブンズがトレードを取りやめる原因となった。

7月のトレーニングキャンプまでには準備が整うと見られているクロスビーだが、それまでは懸念がつきまとうことになりそうだ。

クロスビーが離れていた期間はわずかだが、チームは大きく様変わりしている。

ラスベガスはロースターを補強し、全体1位でクオーターバック(QB)フェルナンド・メンドーサを指名。さらにベテランシグナルコーラーのカーク・カズンズを加えており、両者のいずれかが元レイブンズのセンター(C)タイラー・リンダーバウムからスナップを受けることになる。

クロスビーが2019年にドラフトされて以来の4人目のフルタイムのヘッドコーチ(HC)となるのは、クリント・クビアックだ。

また、ロブ・レオード守備コーディネーター(DC)も、クロスビーにとって4人目のフルタイムのDCにあたる。

パスラッシャーのクイティ・ペイやラインバッカー(LB)ネコビ・ディーン、クエイ・ウォーカーら、守備陣に新しく加入した面々も多い。新しい仲間たちの中に溶け込む前に、クロスビーにはまず完全に回復する必要がある。

そうなれば、オフシーズンのちょっとした顛末(てんまつ)を経て、シルバー・アンド・ブラックへの帰還の旅がついに完結する。

「回復には長い道のりを歩んできた。これまで経験した中で、多分1番長いリハビリだけど、結局、これまでで最高でもある。まだゴールには届いていないけどね・・・。ただ、本当にすぐそこまで来ている。ケガを忘れるくらいだ。焦らないようにしなきゃね。もうほとんど戻れるところまで来ているから、そこが一番の戦いかな」とクロスビーは語った。

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