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スーパーボウル優勝を果たしても引退は「一瞬たりとも頭をよぎらない」とシーホークスWRカップ

2026年06月08日(月) 17:57

シアトル・シーホークスのクーパー・カップ【AP Photo/Lindsey Wasson】

2回目のスーパーボウル優勝は、ワイドレシーバー(WR)クーパー・カップの輝かしいキャリアの幕引きに絶好のタイミングだったかもしれない。

唯一の問題は、本人がまだやりきっていないことだった。

先週の4日(木)、最盛期での引退を考えたことがあるか問われたカップは「一瞬たりとも頭をよぎったことがない」と答えた。

「俺はこのゲームがものすごく好きだ。フットボールが好きで、楽しんでいる。そんなこと考えたこともない」とカップは続けている。

6月15日(月)に33歳になるカップは、昨年にチームから放出される形でロサンゼルス・ラムズを離れ、地元のシーホークスに加入していた。ラムズでは2021年シーズンに攻撃部門年間最優秀選手賞と、第56回スーパーボウル優勝リングの両方を手にしている。

シーホークス――もしくは、キャリアのこの段階にあるカップ――のいずれも、高い期待と共に昨シーズンをスタートしたわけではなく、ラムズで達成したような結果が得られるとは想定されていなかった。しかし、シアトルはまさにロンバルディトロフィーを勝ち取ることになる。今回のカップはWRジャクソン・スミス・インジグバを支える役割を担っている。インジグバもカップと同様、攻撃部門年間最優秀選手賞受賞とスーパーボウル優勝の両方を達成した。

カップは自らの役割を果たし、キャッチ数(47回)でチーム3位、レシービングヤード(593ヤード)で同じく2位、さらにタッチダウン2回でシーズンを終えている。プレーオフでは60レシービングヤード以上を記録した試合を3試合、さらに4試合へと伸ばす。古巣ラムズとのNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)タイトル戦では、カップがタッチダウンを記録し、試合時間が3分以上残っている以上で僅差でのリードを保ったのみならず、第3ダウン残り7ヤードのところから重要なファーストダウンキャッチを決めてロサンゼルスから攻撃権を守っている。

シアトルは残り31秒までパントを回避。そのまま逃げ切って第60回スーパーボウル出場を決めた。スーパーボウルではカップがターゲット12回でキャッチ6回、61ヤードを記録しており、これらはいずれもチームトップの数字だった。

当然、カップと2026年のシーホークスが直面しているミッションを前に、こういった貢献はそれほど意味を持たない。彼らはそれに何が必要なのかが分かった状態で進んでいくことができるものの、昨シーズンのキャッチやプレーが直接的に今回の栄光に結びつくことはないのだ。1回目のスーパーボウルを経験してから2回目に到達するまで、カップは4年の月日を要した。3回目に挑戦できる可能性はそれほど高くない。

いまだ引退を良しとしないカップは、シーホークスが新シーズンを迎える中で、次のチャンスを最大限に活用しようと考えている。

チームの本部に掲げられた優勝バナーを見て何を思うか問われたとき、カップは「振り返る瞬間はあるだろう?」と返答した。

「バナーを見れば理解する。その背後には、血と汗と涙がにじむ物語があったって。そういう瞬間だ。だから、そこまでのいろいろなことや、それが意味すること、その旅路や、象徴するもの、乗り越えてきた困難への敬意がある。同時に、そういうものへ思いを巡らせた後は“で、次は?”ってなるんだ。確かに、そういうものが必要だった。それは過去のことで、今も俺たちは戦いの中にいて、前に進んでいく。前に進んで、もう一度勝つチャンスの中にいるんだ」

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