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カーディナルスQBブリセットが参加必須のミニキャンプに合流

2026年06月09日(火) 09:11

アリゾナ・カーディナルスのジャコビー・ブリセット【AP Photo/Samantha Chow】

契約交渉はこう着状態が続いているものの、アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)ジャコビー・ブリセットが参加必須のミニキャンプを欠席することはなかった。

ブリセットが現地8日(月)、ディフェンシブエンド(DE)ジョシュ・スウェットと共に参加必須のミニキャンプに姿を見せたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

カーディナルスのミニキャンプは月曜日から水曜日まで実施される予定だ。

3日間にわたる参加必須のミニキャンプに合流すれば、欠席した場合に科される10万7,911ドル(約1,729万円)の罰金を回避できる。

昨季にカーディナルスと契約したスウェットにはトレードのうわさが浮上していたが、報道やヘッドコーチ(HC)マイク・ラフルアーの発言によって、その可能性はないとされている。なお、スウェットは以前からOTA(チーム合同練習)には参加していなかった。

ブリセットは先発クオーターバックとしての立場に見合った昇給を求め、自主参加のワークアウトを欠席していた。

罰金を避けるために合流したとはいえ、ブリセットがミニキャンプ中にどれほどフィールド上の練習に参加するかは不透明だ。ブリセットはホールドイン――参加はするが練習は行わない――という手段をとる可能性がある。これは新契約を求める選手たちの間で主流となっている方法だ。

ベテランのブリセットは昨年、カイラー・マレーのバックアップとしてカーディナルスと2年1,250万ドル(約20億0,233万円)の契約を締結したが、最終的には12試合に先発出場し、キャリアハイとなる3,366パスヤード、タッチダウン23回、インターセプト8回を記録した。

新人契約ではない先発QBの大半が年平均3,000万ドル(約48億0,558万円)以上を受け取っている中、年平均額が625万ドル(約10億0,116万円)のブリセットは現在の地位に見合った――あるいは少なくともその水準に近づけるよう――昇給を望んでいる。また、ブリセットの契約における保証金はわずか150万ドル(約2億4,028万円)だ。

カーディナルスは今オフシーズン、バックアップとしてガードナー・ミンシューと1年575万ドル(約9億2,108万円)の契約を結び、そのほぼ全額を保証している。さらに、カーディナルスはドラフト3巡目でカーソン・ベックを指名した。ブリセットの契約問題がシーズン中まで長引いた場合、ミンシューが先発を務めることになるだろう。また、ラフルアーHCの初年度が思わしくない展開となった場合でも、カーディナルスはベックにサイドラインで学ぶ時間を与えた上で、シーズン終盤に投入する可能性が高い。

ブリセットが先発QBに近い水準の報酬を求めるのは理解できる。昨季に好パフォーマンスを見せたブリセットは、現在のロースターで最も優れたQBだ。しかし、チームの将来を担うような選手ではない。昨季にブリセットが先発した試合が1勝11敗に終わったことを踏まえると、依然として再建中のカーディナルスはそれを有意義な投資とみなしていない可能性がある。

カーディナルスがブリセットの昇給要求にどこまで応じる意思があるのかは、オフシーズンを通じて不透明なままだ。しかし、ブリセットがミニキャンプに参加したことで、今後はより具体的な話し合いが進んでいくことになりそうだ。

【RA】