厳しい1年目を経て“期待外れ”ではないことを証明しようと意気込むスティーラーズRBジョンソン
2026年06月09日(火) 10:55
ピッツバーグ・スティーラーズから2025年ドラフト3巡目で指名されたランニングバック(RB)ケイレブ・ジョンソンは、期待外れに終わったルーキーシーズンを経て、自身が“指名の失敗例”ではないことを証明しようとしている。
キャリア2年目を迎えるジョンソンは、苦戦続きの1年目から前向きな教訓を得ている。
『Pittsburgh Tribune-Review(ピッツバーグ・トリビューン・レビュー)』によると、ジョンソンは先週に行われたミニキャンプの練習後に「フットボールには上り坂と下り坂がある」と語ったという。
ジョンソンの1年目は“下り坂”――より正確にいえば急降下――の連続だったと言える。ルーキーシーズンで最も印象的だった場面はシーズン第2週に行われたシアトル・シーホークス戦での判断ミスであり、ジョンソンがエンドゾーン内でキックオフリターンを処理しきれなかったことから相手にタッチダウンを許す結果となった。このプレーはチームの敗北に直結する大きな痛手となっている。
「あれは俺にとって落ち込む瞬間になったと思う。でも、誰にでもそういう瞬間はある。それを乗り越え、冷静さを保つことが大事な気がする。前を向き続け、準備を整えていくんだ」
その後、当時スティーラーズのヘッドコーチ(HC)を務めていたマイク・トムリンはジョンソンに立て直す機会をほとんど与えなかった。新人だったジョンソンはこのミス以降、キックリターンの役割から外され、スペシャルチームでプレーすることもなかった。ジョンソンは10試合に出場し、キャリー28回で69ヤードを記録。パスプレーではターゲット2回でキャッチ1回、9ヤードをマークしたが、1試合で参加したオフェンシブスナップは最多でも11回(シーズン第4週と第6週の2回)にとどまり、シーズン第16週以降は一度も出場機会を与えられなかった。
22歳のジョンソンは過去にはこだわらず、未来に向けて変えられる部分に焦点を当てている。
「つまり、今はただ小さなことを積み重ねて少しずつ成長し、自分の出番が来るのを待つだけだ。今、一番頭に浮かんでいるのはそういう考えだ。とにかく自分の出番が来るのを待っている。輝ける瞬間は必ずやってくるはずだ」とジョンソンは語った。
マイク・マッカーシー率いるスティーラーズの新幹部は、ジョンソンについて前向きな評価を口にしている。しかし、フロントオフィスの動きを見ると、ジョンソンがチームに貢献できるようになるまでには、まだ長い道のりが待ち受けていることが分かる。
昨季にジョンソンに代わってスナップの大半を担っていたケニス・ゲインウェルがフリーエージェント(FA)としてチームを去った後、スティーラーズはジェイレン・ウォーレンとタッグを組ませるべくリコ・ドウデルを獲得した。ドウデルは、スティーラーズがドラフト2日目に指名した際にジョンソンに期待していたものと同様の身体能力を備えている。さらに、スティーラーズは今年のドラフト7巡目で万能なRBイーライ・ハイデンライクを指名し、パスキャッチ能力とリターン能力を併せ持つベテランのトラビス・ホーマーとも契約した。また、ドラフト4巡目指名を受けたケイデン・ウィージェンの加入により、ジョンソンが今季にリターナーとしての役割を取り戻す可能性はさらに低くなっている。
スペシャルチームで十分な出場機会を得られないようであれば、試合当日にアクティブ登録されること自体が難しくなりそうだ。キャリア2年目を迎えるにあたり、ドラフト3巡目指名を受けたジョンソンが放出候補になることはないかもしれないが、2026年に役割を確保するためには、キャンプとプレシーズンで印象的な活躍を見せる必要があるだろう。
「逆境、つまりキャリア序盤に起きたようなことを乗り越えるのが大事だ。そこからちゃんと立ち直るんだ。ああいうことは起こるものだから、冷静さを保ち、前を向き続けることが大事だ」
「俺は現実を受け入れて前へ進み続けるしかない」
【RA】



































