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WRアイユークが再び49ersを中傷、「あいつらは自分たちが愚かだから怒っている」

2026年06月10日(水) 13:29

サンフランシスコ・49ersのブランドン・アイユーク【AP Photo/Godofredo A. Vasquez】

不満を抱えているワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークが、ソーシャルメディア上でサンフランシスコ・49ersに対する侮辱的な発言を続けている。

現地9日(火)、アイユークは『Instagram(インスタグラム)』に動画を投稿し、自分に報酬を支払った49ersを“愚かだ”と非難した。

今回の投稿をする前、アイユークは日曜日に49ersを“器の小さいガキども”と呼び、“代償を支払うことから逃げるのをやめろ”と投稿していた。

しかし、最近の投稿は自身に報酬を支払った49ersを批判する内容となっている。

28歳のアイユークは「それともう一つ。あいつらが本当に怒っている理由を知りたいだろ?」と話している。

「あいつらは自分たちが愚かだから怒っているんだ。頭が悪いんだよ。俺に8カ月で5,000万ドル(約80億1,813万円)も支払った後に2027年の保証を無効にしたことに怒っている。俺は2027年には新しいチームに移っているだろう。あいつらは本当は自分たちに腹を立てているんだ。俺に怒っているふりをしているけど、実際は自分たちの愚かさに腹を立てているだけさ」

アイユークは日曜日、チームから昨年12月13日にリザーブ/離脱者リストに登録されて以来、初めて公の場でコメントした。アイユークは2024年シーズン第7週にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂してから試合に出場していない。その前のオフシーズンには、トレーニングキャンプでのホールドインを経て4年1億2,000万ドル(約192億4,350万円)の契約延長にサインしていた。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、アイユークはその契約延長によって4,815万ドル(約77億2,143万円)を得たとのことで、それが最新の動画で本人が言及した“5,000万ドル”に当たるのだろう。

49ersはアイユークへの保証金を無効にしたが、それは2026年分であり、2027年分ではない。アイユークの契約期間は、厳密には2028年シーズン末までとなっている。アイユークは週末にワシントン・コマンダースの帽子をかぶった自身の写真も投稿。コマンダースで司令塔を務めているクオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズは、アリゾナ州立大学でアイユークのチームメイトだった。しかし、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、すでに長期化しているこの騒動が近いうちに決着する見込みはないと報じている。

ラポポートは月曜日に『The Insiders(ジ・インサイダーズ)』で「まず、サンフランシスコ・49ersが望んでいるのはこういうことだ。彼らは彼の権利を持っている。彼がリハビリに姿を見せないことで保証金を放棄したため、自分たちに保証金の支払い義務はない」と述べ、こう続けた。

「つまり、チームは彼をトレードしたがっている。おそらく、コマンダースにね。そこには彼の旧友であるジェイデン・ダニエルズが在籍しており、(コマンダースのジェネラルマネジャー/GM)アダム・ピータースが以前サンフランシスコにいたことを踏まえると、コマンダースは彼のことをよく知っている組織だと言える」

「コマンダースが望んでいるのは、トレードせずに彼と契約することだ。現状では誰もが動きたくないと考えている。お互いに様子をうかがっている状況だ。行動を起こすための期限は一切ない。だから、ブランドン・アイユークがインスタグラムでメッセージを送り続けることに全員がうんざりするまで、この話題は夏の間もずっと続くことになるだろう」

2025年のオフシーズンには49ersがアイユークのトレードに前向きだと報じられていた。49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンはシーズン中、アイユークが2025年シーズン第6週あたりでチームに復帰できる可能性があると楽観的な見方を示していたが、それは実現しなかった。12月にはチームがアイユークをリザーブ/離脱者リストに登録。その約1カ月後、ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・リンチはアイユークが再び49ersでプレーすることは“ないと言っても差し支えない”と発言している。

49ersは6月1日以前にアイユークをトレードした場合、来るシーズンに2,960万ドル(約47億4,673万円)のデッドマネーを抱えることになっていた。一方、6月1日以降のトレードであれば、49ersが負担するデッドマネーは830万ドル(約13億3,101万円)にとどまる。オーバー・ザ・キャップによると、アイユークをカットした場合はサラリーキャップ上で630万ドル(約10億1,028万円)を節約できる一方で、736万ドル(約11億8,027万円)のデッドマネーが発生するとのこと。

アイユークには、1月30日に申し立てられた軽罪の交通違反をめぐり、6月3日にカリフォルニア州サンタクララ郡地方検察局から逮捕状が発行された。この逮捕状は、アイユークが12月に投稿した動画をきっかけに、スピードの誇示を理由として発行されたものだ。その動画では、アイユークが49ersの本拠地であるリーバイス・スタジアム周辺を含むサンタクララ市内の道路で時速100マイル(約161km)以上の速度を出している様子が確認されている。

2020年NFLドラフト全体25位で49ersに指名されたアイユークは、5シーズンで69試合に出場し、レシーブ294回、4,305ヤード、タッチダウン25回を記録している。

49ersは今週、練習を行っていない。先週のOTA(チーム合同練習)に全員が出席したため、シャナハンHCは参加必須のミニキャンプの実施を取りやめた。

アイユークと49ersの対立や、不満を抱えるワイドレシーバーによるソーシャルメディアへの投稿が収まる気配はまだ見えない。

【RA】