ニュース

チーフスがQBマホームズの契約を2年延長、NFL史上初となる総額810億円以上の契約に

2026年06月11日(木) 09:16

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【NFL】

クオーターバック(QB)パトリック・マホームズとカンザスシティ・チーフスが再び歴史的な契約延長で合意した。

現地10日(水)、チーフスがマホームズの契約期間を2年延長し、追加分の契約金額は2億3,905万ドル(約383億7,589万円)、総額は5億0,475万ドル(約810億2,575万円)となると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートと『ESPN』のアダム・シェフターが報道。チーフスはその報道の直後にマホームズの契約延長を発表した。

シェフターによると、契約上の仕組みによって5億0,475万ドルの全額が保証されるとともに、マホームズはインセンティブやエスカレーター条項を通じて最大5億2,225万ドル(約838億3,940万円)を受け取る可能性があるとのこと。

契約期間の追加は、マホームズが2020年にチーフスと結んだ10年の延長契約を再編する形で実現した。

新たな契約条件を含めると、マホームズの年平均額は2027年から6,400万ドル(約102億7,424万円)となる。これは年間1,900万ドル(約30億5,017万円)の増額となり、ダラス・カウボーイズのQBダック・プレスコット(年平均6,000万ドル/約96億3,210万円)を上回り、年平均額としてNFL史上最高記録を樹立することになる。

今回の契約再編は、いずれ浮上すると見られていたマホームズの将来を巡る契約上の懸念を解消するものとなった。この問題が深刻化する可能性はもともとなく、チーフスのジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチはこれまでもかなり前倒しで対応してきた。とはいえ、今回の合意に至ったタイミングはやや興味深い。というのも、昨季にシーズン終了につながる膝のケガに見舞われ、手術を受けたマホームズは、現在も回復を目指しているところであり、2026年シーズン中の復帰時期が未定だからだ。

マホームズが完全な戦力として復帰する頃、チーフスはすでに契約問題を解決し、38歳のシーズンまでマホームズをチームにとどめられることに満足しているだろう。スーパーボウル制覇を3度経験してきたマホームズは、以前からカンザスシティに深く関わっており、同市のナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)チームであるカンザスシティ・カレントの共同オーナーを務めているほか、MLBのカンザスシティ・ロイヤルズの少数株主でもある。その巨額の契約金額が示している通り、マホームズのチーフスでの将来が疑問視されたことは一度もない。

チーフスは重要な2026年シーズンを前に、改めてマホームズに投資する姿勢を示している。

【RA】