QBジョーンズは練習へのフル参加に意欲も、慎重な姿勢を崩さないコルツ
2026年06月11日(木) 12:09
現地9日(火)、インディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズは今週のチーム活動にフル参加させてほしいとチームに申し入れたことを報道陣に明かした際に笑顔を見せていた。
一方、ヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンは今のところ、慎重な姿勢を保っている。
ジョーンズは右アキレス腱(けん)断裂からの回復を続ける中、2週連続でポジション別ドリルと7対7の練習で制限を受けている。これは回復の遅れではなく、計画通りのことだ。
「頼んでみたけどそうだな、今のところは7対7だと思う」とジョーンズはコメント。
「回復に近づいてきていると思う。まだやるべきことはあるし、現時点で完全に回復したとは言えないけど、今の自分の状態や、リハビリでここまで回復できたことには満足している。まだやるべきことも、進めるべき部分もあるけど、良い状態にあるんじゃないかと思っている」
現在のジョーンズにとってはそれで十分だということだ。
確かに、スタイケンHCは来月から始まるトレーニングキャンプのいずれかの時点でジョーンズがフル参加できるようになると見込んでいると話している。目標は変わらず、9月13日(日)に行われるボルティモア・レイブンズとのシーズン初戦にジョーンズを先発出場させることだ。
アキレス腱の断裂は通常、完全回復するまでに9カ月から12カ月のリハビリを要するため、それでもかなり早い回復スケジュールだと言える。ジョーンズは12月7日に敗れたジャクソンビル・ジャガーズ戦で負傷した。それはシーズン終盤にかけて喫した7連敗のうちの3敗目であり、その連敗が原因でコルツはプレーオフ進出を逃している。
近年では想定よりも早い段階で復帰する選手が出てきている中で、コルツはまだ6月であることを踏まえ、ジョーンズや他の選手の復帰を急がせる必要はないと考えている。
「彼の進捗にはとても満足している。毎週、毎日、目標をすべて達成し、しっかりと取り組んでいるし、調子も良さそうだ」とスタイケンHCは語った。
「先週、7対7の練習に参加させられたのは良かった。今週もそうする。彼がこの夏、トレーニングキャンプに向けて準備を整えられるよう必死に取り組むことは分かっている」
スタイケンHCによると、今週の練習に向けて全員がインディアナポリスに集まったものの、ワイドレシーバー(WR)アレク・ピアースやプロボウル選出経歴を持つディフェンシブタックル(DT)ディフォレスト・バックナーといった選手は最近受けた手術の影響で練習に参加しなかったという。
ジョーンズのバックアップの座を争っているQBアンソニー・リチャードソンはフィールドに立ち、キャリア2年目のQBライリー・レナードと練習機会を分け合った。コルツはフリーエージェント(FA)だったQBイーストン・スティックとも契約している。スティックはロサンゼルス・チャージャーズ時代にスタイケンから指導を受けたことがある選手だ。
この15カ月で、ジョーンズを取り巻く状況は大きく変わっている。
2025年3月に1年1,400万ドル(約22億4,729万円)の契約を結んだ後、夏にリチャードソンとの先発争いを制したジョーンズは、最初の9試合で攻撃陣を素晴らしいパフォーマンスに導き、7勝2敗の成績をもたらした。2019年ドラフト全体6位指名を受けたジョーンズは非常に好調で、ニューヨーク・ジャイアンツから放出されてから約1年後にはMVP候補にも名を連ねており、大型契約を手にする可能性があるように見えていた。
しかし、バイウイーク明けは左脚の骨折を抱えたままプレーを続けようとしたことで、以前と同じ状態ではなくなってしまった。その後、ジョーンズはシーズン終了につながるアキレス腱断裂に見舞われ、復帰に向けて長い道のりを歩んでいる。
それでもコルツは全面的にジョーンズを支持し、3月には最大1億ドル(約160億5,205万円)の2年契約を締結。この動きにより、ジョーンズがデプスチャート上で2023年ドラフト全体4位指名を受けたリチャードソンを上回ることが確実となった。
現在疑問となっているのは、ジョーンズがチームに復帰した3月時点と変わらず、リハビリがどの程度進んでいるのかという点だ。
リハビリの最終段階に差し掛かる中、ジョーンズは「最初はゆっくりだけど、ある段階に到達すると一気にペースが上がるはずだ」と語り、「多くの動きについては手応えを感じているけど、トップスピードに到達するのが最終段階だと思うし、それが理にかなっていると思う」と続けた。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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