2024年の負傷から復帰間近のテキサンズWRデル、「トンネルの出口に光が見えている」
2026年06月15日(月) 12:53
ヒューストン・テキサンズのワイドレシーバー(WR)タンク・デルにとって復帰への道のりは長かったが、それもようやく終わりを迎えようとしている。
デルはキャリア2年目の12月に膝蓋骨(しつがいこつ)脱臼と複数の靭帯を断裂する大ケガを負い、2025年シーズンを全休した。
チームのオフシーズンプログラムでは完全合流とならなかったものの、デルがセカンダリーを相手にルートを走り、パスをキャッチする姿は周囲にとって喜ばしい光景となった。トレーニングキャンプに向けて調子を上げていくための確かな一歩と言えよう。
現地13日(土)、デルは「控えめに言っても、まるでジェットコースターのような日々だった」と『KPRC 2』のアーロン・ウィルソンに語っている。
「長い道のりだったけど、俺はそれに耐えられるだけのものを持っていて、心の準備はできている。ケガを乗り越えつつあるし、トンネルの出口に光が見えている。だから、あと少しだ」
デルは2023年ドラフト3巡目指名を受け、ルーキーイヤーには11試合でキャッチ47回、709ヤード、タッチダウン7回を記録して即座にインパクトを残した。一方で不運にも、NFLキャリアでは逆境からのカムバックが繰り返しのテーマとなっている。
1年目は腓骨骨折によってシーズンを途中で終え、そのオフシーズンにはフロリダ州のレストランで起きた銃撃事件に巻き込まれて銃創を負った。
2024年シーズンは、低迷したテキサンズオフェンスとともにデルもスロースタートとなった。それでも第16週に負傷するまでにキャッチ51回、667ヤード、タッチダウン3回を記録。戦線離脱したその試合でも、98レシービングヤード、タッチダウン1回をマークし、シーズン最高クラスのパフォーマンスを見せていた。
デルが2025年シーズンを全休する中でも、テキサンズは再びポストシーズンに進出したが、3年連続となるディビジョナルラウンド敗退に終わっている。デルが万全の状態で復帰すれば、昨年はリーグ中位にとどまったパスオフェンスの強化につながり、チームがその壁を乗り越えるための原動力となるはずだ。
復帰の準備が整えば、デルはニコ・コリンズ、ジェイデン・ヒギンズ、ジェイリン・ノエル、ザビエル・ハッチンソンらがそろうレシーバー陣に戻ることになる。
次のハードルはトレーニングキャンプを戦い抜くことであり、デルは今シーズンへの準備を進めることが「待ちきれない」と話す。
デルは「俺はキャンプに参加する。チームと一緒にフィールドに出て、仲間との絆を感じ、C.J.(ストラウド)からのボールをキャッチしてチームの雰囲気を味わえるだけで、本当に最高の気分だった。俺がどれほどその瞬間を待ち望んでいたか、誰にも分からないだろう」と語った。
これほど過酷なリハビリ期間を経て、デルがどのような状態で戻ってくるのかは定かではない。全盛期の状態を取り戻すまでにどれほどの時間を要するのかも分からない。それでもデルは、自分を支えてくれた人々に感謝し、目の前の挑戦へ向けて覚悟を決めている。
周囲からのサポートについて、デルは「もちろん家族だ」と切り出し、次のように続けた。
「まずは神に、そしてもちろん家族に感謝している。それに、ニック(カセリオ)をはじめとするフロントオフィス、ニック(ケイリー)やデミコ(ライアンズ)、レシーバーコーチのベン(マクダニエルズ)、そしてローランド(ラミレス)を含むトレーナー陣全員が、俺を信じてくれた」
「本当に中身の濃い、大きな経験だった。彼らは最初から俺を支えてくれた。俺たちにとって素晴らしい1年になる。一番の目標は、指輪に最初にテキサンズのロゴを刻むチームになることだ。スーパーボウル制覇こそが最大の焦点で、俺たちが考えているのはそれだけだ」
【R】



































