ニュース

ファルコンズとTEピッツが3年87億円の契約延長に合意

2026年06月24日(水) 08:37

アトランタ・ファルコンズのカイル・ピッツ【Paul Jasienski via AP】

アトランタ・ファルコンズのタイトエンド(TE)カイル・ピッツは2026年シーズンをフランチャイズタグではなく新契約の下でプレーすることになった。

現地23日(火)、ピッツとファルコンズが今後2シーズンの保証額が3,600万ドル(約58億1,609万円)となる3年5,400万ドル(約87億2,413万円)の契約延長に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。

キャリア最高と言えるシーズンを終えたばかりのピッツは、新契約で1シーズンあたり1,800万ドル(約29億0,804万円)を稼ぐことになり、これはリーグのタイトエンドの中でサンフランシスコ・49ersのジョージ・キトル(1,910万ドル/約30億8,576万円)とアリゾナ・カーディナルスのトレイ・マクブライド(1,900万ドル/約30億6,960万円)に次いで3位に位置する。

ファルコンズは2月24日、ピッツに非独占的フランチャイズタグを使用。ピッツは今オフシーズンにフランチャイズタグをつけられた4選手のうちの1人であり、その中でインディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズとニューヨーク・ジェッツのランニングバック(RB)ブリース・ホールに続き、契約延長に合意した3人目の選手となった。なお、フランチャイズタグをつけられた選手の中でまだ契約延長に至っていないのはダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)ジョージ・ピケンズのみとなっているが、カウボーイズは今オフシーズン中にピケンズと契約延長交渉を行わない方針を明らかにしている。

フランチャイズタグをつけられた選手が契約延長にサインする期限は、7月15日(水)アメリカ東部時間16時だ。

ファルコンズでは、チーム社長のマット・ライアンと新ジェネラルマネジャー(GM)のイアン・カニンガムが今オフシーズンを通じて繰り返し強調してきたテーマがある。それは、ドラフト1巡目指名選手たちをチームに残すということだ。

2021年NFLドラフト全体4位指名を受けたピッツは、6月上旬に契約延長に合意したWRドレイク・ロンドン(2022年ドラフト全体8位指名)に続き、ドラフト全体10位以内で指名された選手として今オフシーズンにファルコンズと長期契約を結んだ2人目の選手となった。

次に控えているのは2023年ドラフト全体8位指名を受けたRBビジャン・ロビンソンだ。新契約を結べば、RB市場でトップクラスの報酬を得るのは間違いないだろう。

現代のドラフトで最も高順位で指名されたタイトエンドであるピッツは、ルーキーシーズンに1,026レシーブヤードを記録してプロボウルに選出され、一躍脚光を浴びた。ピッツは当時、新人タイトエンドとして1,000レシーブヤードを突破したNFL史上2人目の選手となった。

しかし、その後の3シーズンは期待外れに終わり、レシーブ数で53回、レシーブヤードで667ヤード、タッチダウン数で4回を上回ることはなかった。

新人契約の最終年となった2025年シーズン、ピッツのファルコンズでの将来は明らかに不透明だったと言える。

そうした中でピッツはレシーブ88回、928ヤード、タッチダウン5回をマーク。チームとしては8勝9敗に終わったものの、シーズン終盤にその実力を存分に発揮した。特に、地区ライバルのタンパベイ・バッカニアーズをプライムタイムで下した試合では、キャッチ11回で166ヤード、タッチダウン3回を記録し、輝かしい活躍を見せた。

その鮮烈な印象と今回の契約延長のニュースは、ピッツがファルコンズの構想において間違いなく重要な存在であることを改めて示している。

【RA】