新契約を結んだファルコンズTEピッツ、「まだまだ先がある」
2026年07月01日(水) 08:50
アトランタ・ファルコンズのタイトエンド(TE)カイル・ピッツは巨額の契約延長にサインしたが、それを自身のキャリアにおける次の段階の始まりに過ぎないと捉えている。
『Atlanta Journal-Constitution(アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション)』によると、ピッツは「まだまだ先があるし、手に入れるべきものも、努力して目指すべき目標もたくさんあると思う。そう考えるとワクワクする」と語り、自身が最高のパフォーマンスを発揮するのは“100パーセント”これからだと信じているとつけ加えたという。
2021年ドラフト全体4位指名を受けたピッツは、ルーキーシーズンに1,026レシーブヤードを記録して鮮烈なデビューを飾り、プロボウルにも選出された。しかし、その後の数シーズンは成績が低迷。2年目から4年目にかけては1シーズンあたり541.6ヤードの獲得にとどまり、安定した活躍を見せられなかった。とはいえ、昨季終盤にはクオーターバック(QB)カーク・カズンズが先発を務める中で調子を上げ、プレーメーカーとして活躍。シーズン通算で928ヤードを記録し、レシーブ数(88回)とタッチダウン数(5回)でキャリアハイを更新した。
ファルコンズはオフシーズン序盤にピッツにフランチャイズタグをつけた。マネジメント体制とコーチ陣が刷新されたこともあり、ファルコンズは長期契約を結ぶ前にピッツの実力を見極めようとするのではないかとの見方もあった。しかし、チーム幹部はピッツの成長ぶりに信頼を示し、3年5,400万ドル(約87億7,900万円)の契約を提示。ピッツは現地6月29日(月)、その契約に正式にサインした。その年平均額(1,800万ドル/約29億2,633万円)はサンフランシスコ・49ersのジョージ・キトル(1,910万ドル/約31億0,516万円)とアリゾナ・カーディナルスのトレイ・マクブライド(1,900万ドル/約30億8,891万円)に次ぎ、タイトエンドの中では3番目に高額となっている。
ピッツはファルコンズが長期契約締結に向けて動き出すまで、フランチャイズタグの下でプレーする覚悟だったと明かした。
「どっちかっていうと“よし、アトランタがもう一度チャンスをくれた。実力を証明する時間があと1年ある”と思った。あとは全力で努力し続けるだけだった。長期契約の話をもらえたのは幸運だったし、それが実現したときは本当に最高だった」とピッツは話している。
これまでタイトエンドを積極的に活用してきたケビン・ステファンスキーがヘッドコーチ(HC)を務める中、ピッツは自身のスキルセットとそのオフェンスがうまくかみ合い、さらに多彩なプレーができるようになると考えている。
ピッツは以前、新しいオフェンスについて「自分の引き出しが増えたら、ルートランニングや戦術的な面でもっといろんなことができると思う。このオフェンスで戦力になれる」と語っていた。
ピッツの強みは、スペースで優れた身体能力を生かしてディフェンスのマークを振り切れることにある。インラインブロッキングには依然として苦戦しているが、そのパスキャッチ能力は、ドレイク・ロンドン以外のワイドレシーバー(WR)の戦力に不安を抱えるファルコンズ攻撃陣にとって重要な武器となるだろう。
パスゲームコーディネーターのタナー・エングストランドは「カイルはこのオフェンスで重要な戦力になると思う」と述べ、「昨季は素晴らしい成績を残した。あのポジションでは間違いなくリーグ屈指の選手だ。昨季のような活躍をたくさん見せてくれることを期待しているし、引き続き成長してくれることを願っている」と続けた。
【RA】



































