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QBマレーとマッカーシーのどちらかが「基準」を打ち立てることを期待するバイキングスHCオコンネル

2026年07月10日(金) 09:10

ミネソタ・バイキングスのヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネル【AP Photo/Ellen Schmidt】

トレーニングキャンプまであと数週間となった。つまり、ミネソタ・バイキングスでクオーターバック(QB)カイラー・マレーとJ.J.マッカーシーの先発争いがまもなく再開される。

ただ、この件についてヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルと話す際には、それが特別なことであるかのように聞こえないようにしたほうがいい。

『The Dan Patrick Show(ダン・パトリック・ショー)』に出演したオコンネルHCは、マレーとマッカーシーによるオープンな競争について質問され、「クローズドな競争についてはあまり詳しくない」と答えている。

「誰もがその点に引きつけられているという話は耳にしているが、私が言いたいのはこうだ。今オフシーズンの本当の目標はクオーターバックポジションのレベルを引き上げることだった。プレーの基準が定まり、その基準に達する力があると私たちが感じる選手が複数いる状況になれば、ミネソタ・バイキングスは試合に勝てるからだ。それを実現する最善の方法は、選手たちが日々お互いに刺激し合うよう努めることであり、必ずしも外部の雑音や世間の評価に振り回される必要はない」

「さあ、実際にやってみよう。そしてミネソタ・バイキングスをより良くするために力を尽くそう」

オコンネルHCの発言は、競争が卓越性を生むという立場、いわゆる“鉄は鉄によってとがれる”という考え方に沿ったものだ。しかし、昨季にQBポジションが安定しない状況でありながら9勝を挙げたバイキングスにとって、これは必要なアプローチだと言える。そうした現実により、バイキングスはマレーとの交渉と契約を迅速に進めることになった。

しかし、その先の見方は分かれる。オコンネルHCをはじめとするチーム幹部が、マレーの加入は競争を促すものだと説明するのは当然であり、前述の発言でもそのような考えを改めて示していた。一方で、マッカーシーの成長段階とクオーターバックとしてのマレーの実力を理解している人であれば、先発の座を勝ち取るのはマレーだと考えるだろう。そして、そうした結果になってもオコンネルHCが不満を抱くことはおそらくない。

マレーがすでに先発の座をつかんでいると考えている者もいる。

たとえそれが事実だとしても、トレーニングキャンプとプレシーズンが控えている7月初旬の時点で、オコンネルHCがそれを認めることはないだろう。オコンネルHCはその代わりにQB陣全体について詳しく説明することにしている。長々と話し続けることほど時間稼ぎに最適な方法はないからだ。

オコンネルHCは「カイラーは加入後、本当に素晴らしい仕事をしてくれている」と述べ、こう続けている。

「J.J.もその恩恵を受けていると思うし、とても充実した春を過ごしていた。カーソン・ウェンツはQBルームのベテランだ。私は4年間で7人か8人のクオーターバックを起用してきたが、先発がシーズンを通してプレーした2年間は、13勝と14勝を挙げた。だから私たちは、クオーターバックが自分の役割を果たし、共にプレーする優れた選手たちの力を引き出すことで、勝利の原動力となるという基準を取り戻したいと思っている」

「うちの守備陣は優秀だ。(守備コーディネーター/DC)ブライアン・フローレスは信じられないほど素晴らしい仕事をしてくれている。ターンオーバーを減らし、爆発的なプレーを生み出し、ラン攻撃を機能させることができれば――その点についてはあまり話題になっていないが、コーチ陣の取り組みという点でも、選手育成やオフェンスの強化という点でも、今オフシーズンの大きな重点事項だった」

「現状には手応えを感じているが、チームとして結束が固まるまでどうなるかは分からない。私たちはものすごく競争の激しいNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区で戦うことになる」

7月はフットボール関係者が準備過程を説明するためにさまざまな比喩を用いる時期だ。どのような表現を使うにせよ、プロセスの内容はほとんど変わらない。チームを編成し、選手たちを鍛え上げ、9月までに明確なデプスチャートを作り上げることだ。

オコンネルHCは3週間以内にそうしたプロセスを始めることになる。

【RA】