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バイキングスがQBマレーを2026年シーズン第1週の先発に指名

2026年08月12日(水) 09:36

ミネソタ・バイキングスのカイラー・マレー【AP Photo/Abbie Parr】

ミネソタ・バイキングスのクオーターバック(QB)争いは、トレーニングキャンプ開始からわずか2週間で決着した。

現地11日(火)、ヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルはバイキングスがQBカイラー・マレーを先発に指名したと発表。

第一報を伝えたのは『ESPN』のアダム・シェフターだ。

バイキングスは3月、アリゾナ・カーディナルスから放出されたマレーと1年契約を締結。その時点から、かつてドラフト全体1位指名を受けたマレーは2024年ドラフト1巡目指名を受けたJ.J.マッカーシーを抑えて先発を務めると見られていた。昨季に大きく苦戦したマッカーシーは、プロ入り後の2シーズンを通じて健康上の問題も抱えている。

オコンネルHCは報道陣に対し、マッカーシーはマレーの控えを務めることになると明かした。

オフシーズンを通じて、オコンネルHCはマレーとマッカーシーに正真正銘の先発争いをさせていると繰り返し強調していたが、マッカーシーがその座を勝ち取る現実的なチャンスがあると考える者はほとんどいなかった。2人はトレーニングキャンプでファーストチームのレップスを分け合っていたが、フルチームでのセッションを含め、マレーの方が多くのレップスを担当していたと報じられている。プレシーズン初戦を前にポジション争いに決着をつけたことは、最初からマレーが先発の座を手にすることが既定路線だったことを浮き彫りにしていると言えよう。

オコンネルHCは「カイラーはこれから先発として、物事を本格的に見ていくプロセスを始めることになる。J.J.にも引き続き多くの練習機会を与えていく。彼が成長し、継続的に向上していくことはとても大事だからだ。私たちはそれについて引き続き前向きに捉えている」と述べた。

「J.J.がクオーターバック陣およびチームの極めて重要な一員であるという点については、何も変わらない」

今回のニュースは、マレーが週末に苦戦していたとキャンプで取材を行う記者が報じた後に伝えられている。29歳のマレーを先発に指名したことで、バイキングスはこれからマレーにファーストチームのレップスをすべて与え、役割を分担するのではなく、4週間以上にわたってQB1としての準備をさせることができる。今回の決定はプレシーズン初戦に臨む前に下されたため、マレーは土曜日に行われるニューヨーク・ジャイアンツ戦の前にファーストチームのレップスを担当できるようになった。さらに重要なのは、来週に予定されているボルティモア・レイブンズとの合同練習で、先発として貴重なプレー機会を得られることだろう。

この数週間、マレーがマッカーシーを完全に引き離したようには見えず、2人とも輝きを放つ瞬間があった一方で、苦戦する場面もあった。バイキングスは明らかに、残りの期間でマレーにより多くファーストチームのレップスを与えることで、チームへの適応を後押ししたいと考えている。

カーディナルスでの7年間でビッグプレーを生み出す能力を発揮していたマレーは、プロボウルに2度選出されたほか、3,700パスヤード以上を4回、500ランヤード以上を3回記録している。そのデュアルスレット能力は、従来型のポケットパサーを起用してきたオコンネルHCのオフェンスになかった新たな要素をもたらす。しかし、マレーがこのスキームに適応できるかは常に疑問視されており、最近の苦戦によってその懸念は再び浮上している。また、過去5シーズンで全試合に出場したのがわずか1シーズンであることから、健康面も懸念されている状況だ。この段階でマレーにさらなる練習機会を与えることは、本人とプレーコーラーの双方にとって、適応を進める助けになるだろう。

今後は、正式に先発の座を失った23歳のマッカーシーがどう対応するかが疑問となる。バックアップを務め続けることになるのか、それともデプスチャートでカーソン・ウェンツの後塵を拝するのか。事態が思わしくない方向に進めば、かつてドラフト全体10位指名を受けたマッカーシーがレギュラーシーズン開幕前にバイキングスのロースターから外される可能性も決してないとは言い切れない。

【RA】