パッカーズとのプレシーズンゲームがランボー・フィールドで行われないことを嘆くスティーラーズQBロジャース
2026年08月14日(金) 08:50
時がすべてを癒やすというが、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースのグリーンベイ・パッカーズに対する思いにも、同様の効果があったようだ。
現地14日(木)夜に古巣のパッカーズを迎え撃つ準備を進める中、42歳のロジャースは懐かしさ――そしておそらく少しの物悲しさを感じていた。ロジャースは水曜日、今回の試合がピッツバーグ・スティーラーズのアクリシュア・スタジアムではなく、パッカーズのランボー・フィールドで行われることを望んでいたと明かした。
『Associated Press(AP通信)』によると、ロジャースはパッカーズの記者団に「この試合は本当にグリーンベイでやってほしかった」と説明したという。
「もう一度ランボーに戻りたいだけじゃなくて、“Chives(チーブス、地元のレストラン)”で夕食をとったり、グリーンベイ・カントリークラブで9ホールくらい軽く回ったりしたかった。いろんな理由で、本当にグリーンベイでやってほしかった」
2022年シーズン終了後にパッカーズと険悪な形で決別したロジャースは、その後に古巣との対戦を経験している。昨季はスティーラーズの一員としてプライムタイムの試合で迎え撃ち、一進一退の攻防の末、QBジョーダン・ラブ率いるパッカーズに敗れた。
今回はロジャース自身が試合に出場しない可能性もある。それでも、この対戦がロジャースにとって持つ意義が薄れるわけではない。2026年シーズン限りで引退すると明言しているロジャースには、キャリアを終えるまでに対戦相手としてユニフォーム姿でランボー・フィールドに戻る機会がもうないのだ。
ロジャースは「あのロッカールームにいるのは、なんだか変な感じだっただろうね」と話している。
「でも、これまで何年にもわたって元選手たちがしてきたように、フリー(パッカーズのヘッドアスレチックトレーナー、ブライアン・エンゲル)のオフィスに顔を出して、そこでしばらく過ごし、選手やトレーナー、用具係とか、今でもそこで働いている、本当に大切に思っている人たちに会いに行っただろうね」
「ああ、この試合をランボーで戦えなかったのは、間違いなく残念だった」
2022年シーズン終了後にグリーンベイでの時間が終わったと悟ったロジャースは、自分を必要としてくれる新天地を見つけ、長年手に入れられなかった2つ目のロンバルディトロフィーを獲得する可能性を追求するため、自身の影響力を駆使してニューヨーク・ジェッツにトレードで移籍した。もちろん、その物語はハッピーエンドにはならなかった。そして、グリーンベイからニューヨークを経てピッツバーグへと至った道のりは、ロジャースに何らかの気づきを与えたのかもしれない。
現在、自身のフットボール人生が終わりに近づいていることを十分に自覚しているロジャースは、何のわだかまりも抱えていない。パッカーズ時代に素晴らしいシーズンを過ごせるよう導いてくれたマイク・マッカーシーの下で再びプレーし、NFL最後のシーズンを1秒たりとも無駄にせず、存分に味わおうとしているようだ。
ただその中で、NFLで最初に所属したチームの本拠地に戻ることはない。
ロジャースは「リーグ中の選手たちが、ランボーでプレーすることがどれほど特別なことかについて話しているけど、プレーしているとその特別さを見落としたり、忘れたりすることもある。あんなに素晴らしい観客がいて、テールゲートが行われ、大声で応援してくれて、他チームのファンにチケットを売ることもほとんどない、そんな環境でプレーするのが当たり前になってしまっているからね」と語り、「ウィスコンシンには素晴らしいところがたくさんある。自分はそこで育ち、何年もかけて大人として少しずつ成長していった。楽しい時間を過ごしたし、今でも親しい友人がたくさんいて、いい思い出もたくさんある」と続けた。
【RA】



































