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ベアーズの新スタジアム計画にインディアナ州北西部候補地2カ所を一体化する可能性が浮上

2026年08月14日(金) 11:01

シカゴ・ベアーズ【NFL】

シカゴ・ベアーズは、新スタジアムの建設が可能な候補地をインディアナ州北西部で少なくとも1カ所確保しており、新たな本拠地の最終決定に向けて2カ所目についても検討を進めている。

ベアーズは6月、インディアナ州ハモンドでスタジアム開発計画を進めると発表した。チームが“ロスト・マーシュ”と呼ぶ候補地については調査を終えており、現在はウルフレイク・ターミナルについて詳細な調査を進めている。2つの候補地を何らかの形で一体化する可能性もあるという。

現地13日(木)、ベアーズのケビン・ウォーレン社長は次のように述べた。

「イリノイ州とはこれまでに何度か話し合いを行っているが、現時点でわれわれが集中しているのは、インディアナ州ハモンドに世界最高水準のスタジアムと複合施設を建設することだ」

ベアーズはシカゴから北西に約48kmのアーリントンハイツも、屋根付きスタジアムの候補地として検討してきた。ただ、最終的な移転先がどこになっても、チーム名を変更する考えはない。

会長のジョージ・マッカスキーは「アーリントンであっても、ハモンドであっても、われわれはシカゴ・ベアーズだ」と述べている。

NFL創設時から存在するフランチャイズの一つであるベアーズは、1920年にディケーター・ステイリーズとして創設されて以来、イリノイ州を本拠地としてきた。1921年にシカゴへ移転し、リグレー・フィールドを本拠地とした後、1971年9月からソルジャー・フィールドで試合を行っている。

ソルジャー・フィールドとの賃貸契約は2033年まで残っているが、ベアーズは違約金を支払えば契約を早期に解除できる。ソルジャー・フィールドは、レイクフォレストにあるチーム本部のハラス・ホールから南へ約64km離れており、ハモンドは現在の湖畔のスタジアムから南へ約32kmの場所にある。

マッカスキーは、インディアナ州北西部への移転に対してファンが「不安」を感じていることを認めた。

「実際にその道を車で走ってみたが、標識がなければ州境を越えたことにも気づかない」とマッカスキーは話している。

「それにケビンが言ったように、実際にスタジアムを目にし、中に入って、われわれが当初から世界最高水準の観戦体験を最優先してきたことを理解してもらえれば、その変化にも慣れてもらえると思っている。ベアーズファンなら受け入れてくれるはずだ」

ベアーズがインディアナ州への関心を強めたのは、イリノイ州内で新スタジアムを建設するための財政支援を盛り込んだ案が州議会で行き詰まったことがきっかけだった。インディアナ州下院の委員会は2月、スタジアムの資金調達、建設、賃貸を担う『Northwest Indiana Stadium Authority(ノースウエスト・インディアナ・スタジアム・オーソリティ)』を設立する法案を可決した。

一方、イリノイ州上院は、アーリントンハイツとベアーズがそれぞれ地元のスタジアム運営機関を設立できるようにする法案を可決。これにより、ベアーズが新スタジアムの固定資産税を支払わずに済む道が開かれる可能性があった。しかし、州議会の春会期最終日までに下院では審議されないまま閉会した。

マッカスキーによると、6月以降、チームとイリノイ州議会議員との協議はほとんど行われていないという。イリノイ州が計画をまとめ、アーリントンハイツで建設できることを期待しているかと問われると、マッカスキーは明言を避けた。

「(NFLコミッショナーのロジャー・グッデルからは)リーグの会議で何度も“期待するだけでは戦略にならない”と言われている」とマッカスキーは応じた。

「われわれは今、目の前にある状況に向き合わなければならない。現実にある条件を踏まえて進めなければならず、それが現在の状況だ」

ベアーズは数年前から新たな本拠地を模索しているが、その過程では何度も方針転換を余儀なくされてきた。

チームは2021年9月、アーリントンハイツにある約132ヘクタールの土地について購入契約を結んだと発表した。『Churchill Downs Incorporated(チャーチル・ダウンズ・インコーポレーテッド)』との1億9,700万ドル(約313億9,392万円)の取引は2023年に完了している。

2022年9月には、アーリントンハイツで約50億ドル(約7,968億円)を投じる計画を発表。スーパーボウルや大学スポーツのファイナルフォーを開催できる屋根付きスタジアムのほか、飲食店や商業施設を備え、年間を通じて利用できるエンターテインメント地区を整備する構想だった。

しかし、引退するテッド・フィリップスの後任としてウォーレンが2023年1月にチーム社長へ就任すると、ベアーズはソルジャー・フィールドに隣接する場所で新スタジアムを建設する案へ軸足を移した。シカゴのミュージアム・キャンパスを再開発する計画は2024年4月に発表され、ブランドン・ジョンソン市長から強い支持を得た一方、イリノイ州のJ.B.プリツカー知事や州議会議員からの反応は鈍かった。

チームは2025年5月に再び方針を転換し、アーリントンハイツの地元関係者との協議で「大きな進展」があったと発表した。

その後もイリノイ州で税制上の優遇措置を求める動きが続き、アーリントンハイツのインフラ整備には最大8億5,500万ドル(約1,362億5,280万円)の公的資金も必要とされる中、ベアーズはインディアナ州北西部の候補地を本格的に検討し始めた。

ウォーレンは次のように話している。

「この件について、インディアナ州とは定期的に、ほぼ毎日連絡を取っている。非常に良い条件で、双方に利益のあるパートナーシップを築けている。スタジアムに関する今回の決断は非常に重要で、費用も大きい。だからこそ、時間をかけて正しい判断をしたい」


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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